(昭和40年代 )
三菱大夕張鉄道の駅の一つにシューパロ駅という駅がありました。昭和37年大夕張ダム完成の年に開業し,昭和43年には廃止になるという,何年かの間しか存在しなかった駅でした。そこには,ちょっとした公園や湖畔亭という食堂がありました。駅の廃業とともにそこもさびれ,私が大夕張にいる頃からすでに,営業をいつしているのかわからないような状態になっていました。
そこから大夕張よりに国道を行ったところに,湖畔に降りる道があり,釣りができる池や芝生の広場がある公園がありました。私は一回,町内の行事で,遠足に行きました。近所の家族と食べる弁当がとてもおいしかったこと。
シューパロ湖畔に残る吉野沢公園 (平成9年8月13日)
季節が夏のせいだからなのでしょうか。同じ場所から写したと思われるのに,このジャングルのようになった風景は。私のように都会に住むようになったものにとっては,新しい建築物が次々と生まれ,そこに植樹されるのは背丈の低い木々です。その木々が数十年ののち,どのようになっているのかというところまでは,考えが及びません。しかし,ここには,30年もの時の流れがあるのですね。
時間がなくて上を走る国道から下へは降りていきませんでしたが,ここは比較的よく手入れがされているような感じでした。かつて釣り堀だった池には浮き草が広がりきれいな花を咲かせていました。昔のように遠足などに使われることが最近まであったのでしょう。
平成9年10月 秋に訪ねた時には,湖と池を仕切る土が崩されていて,池の水もなくなり,底があらわになった無残な姿をさらしていました。
TOPへ 町内案内板 | ||
思い出帖 | 全景 | 掲示板 |
大夕張鉄道 | 自然 | 人々 |