(昭和30年代)
【三菱大夕張鉄道の印象】
小さかった頃,今と違い特別な用事でもない限り大夕張の外にでることはありませんでした。年に何回かの札幌行は,清水沢駅まで三菱大夕張鉄道を利用し,そこから国鉄のディーゼルに乗り,追分経由で札幌へと向かいました。三菱大夕張鉄道が,いくつもの沢を鉄橋で渡り,山の中を走るといういささか暗い印象があるのに比べ,国鉄は,平地を走り,車窓からの光景がなんとなく明るい印象を持っています。でも,あの力強い,蒸気の音や出発前の大きく鋭い汽笛,トンネルに入る前の長く低く響く汽笛の音,客車内の天井にかかった丸い電燈,重い木枠の内窓,ダルマストーブ,三菱大夕張鉄道の一つ一つの車内の光景や振動・音など思い出していけばきりがないほど,いまだ強く身体に刻まれています。
大夕張炭山駅 メタノール工場 変電所 閉山のあとに 大夕張炭山 大夕張炭山冬
(98/07/18更新)
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