-- Dream Passport2レポート


■DP2:JavaScriptのバージョン
JavaScript1.1/1.2程度対応の模様。ECMA-262準拠。
document.images使用可能。
■DP2:DynamicHTMLへの対応
未対応の模様。(document.layers / document.all)
■DP2:オリジナル機能
DP2オリジナルの機能として、 振動パックを揺らす事やVMSの画面に文字や画像を表示する事が出来ます。
タグはEMBEDを用います。JavaScriptなどでコントロールする事が可能です。

(参照)http://www.sega.co.jp/dp2our/originaltag.html

●振動パックを揺らす
●VMに文字を表示
●VMにドット絵を表示
■DP2:ブラウザ情報
Browser (appName):Netscape
User Agent (userAgent):Mozilla/3.0 (DreamPassport/2.0)
Version (appVersion):3.0 (DreamPassport/2.0)
CodeName (appCodeName):Mozilla

navigator.language:en
navigator.platform:Dreamcast
■DP2:仕様・バグ
[spec]
window.open命令が使えない。
[bug]
<SCRIPT>タグのLanguage指定が無効。全ての<SCRIPT>タグをJavaScriptとして扱う。 つまり、language="VBScript"だろうがLanguage="JavaScript1.5"だろうが認識してしまう。
[bug]
イメージの先行読み込みが出来ない。ただし、一度表示された画像はメモリにキャッシュされる。
[bug]
現在時刻からgetTime()で値を求めようとするとOver flowした値が返ってくる。

■DP2:当サイトサンプルを利用した動作テスト
Examples1.0
Link Message: 問題あり。リンクホバー状態の場合、ステータスバーにメッセージが表示されない。#カーソルをリンクから離すと表示される
Fadein / Flash: 不可。元々再現率の低いプログラムですが。
Navigation Window: 不可。window.open()に対応していない。
Elapsed Time: 不可。

Examples1.1
Clock -image-: 問題あり。イメージ先行読みの不具合の影響により、動作に難アリ。
■DP2:勝手に総評
IEよりのブラウザだと思っていたのですが、 getSelectionやcaptureEvents, releaseEvent, routeEvent などのNetscape特有の命令名が多く見うけられる所を見るとNetscape Navigatorをベースとした ブラウザなのかもしれません。 よく考えてみると、navigator.appNameの返り値が"Netscape"となっています。
#もしかしたら、Mozilla.orgで公開されているソースコードを基に開発したんでしょうか(笑)

動作が全体的に遅いです。イメージの書き換えなどは特に。

命令名はあるのに実際は実装されてない命令などが多数あります (captureEventsやfindなどなど)。 これから考えるに、搭載されているJavaScriptに関して言えば まだ未完成な感が否めません。

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