Windows Script Host(以下WSH)とは、
32ビットWindowsプラットフォーム上で
JavaScript(JScript)や、VBScriptなどのスクリプト言語をブラウザを介さずに
直接実行するための汎用的なスクリプトホストのことです。
これを利用する事により、Windows上でJavaScript/VBScriptなどのスクリプト言語を使い、
自動的なマクロ処理や、ファイル操作、シェル操作などが可能です。
今までJavaScriptなどのスクリプト言語は、主にブラウザを介してだけ実行する事が可能でした。
言い方を代えれば、Webページでのみしか使えない用途が狭い言語とも言えました。
(個人的にはこれで十分楽しいんですが)
しかし、WSHを利用することにより、JavaScript/VBScriptなどのスクリプト言語を
Windowsのデスクトップ上で直接実行する事が可能になりました。
今までWindowsで自動的なタスク処理を出来るものと言ったら、
バッチファイル(.bat)しかありませんでした。
しかし、Windows上では出来ることが限られているため、
時代と共にバッチファイルの用途も限られてきました。
WSHの登場で、JavaScriptなどのスクリプト言語の利用が可能になったため、
今までバッチファイルが担って来た、マクロ処理やファイル操作はもちろん、
更には、ログオンスクリプトの作成やCOMオブジェクトアプリケーション、
ActiveXコントロールとの連携なども可能になりました。
現在、WSHでは主に以下の様な処理が可能です。
JScriptなどのスクリプト言語を利用して処理を行いますので、 従来のバッチファイルなどと比べ、各処理に対して高度な処理を要求する事が出来ます。 また、スクリプト言語である為、 プログラムの開発が比較的容易な点も利点に挙げられると思います。
WSHエンジンをインストール済みの32ビットWindowsシステム上で動作可能です。
Windows98以降、又はIE4.0以上では、インストール時に自動的に組みこまれます。
*但し、インストール方法によってはインストールされません。
WSHに関連するファイルの拡張子です。 拡張子別に機能が分かれていますので主なものをまとめてみました。