明治37年1月 チャンピオン手提暗函
チャンピオンとは「東郷平八郎」である。このカメラは明治37年1月の「写真月報」84號にチェリー手提暗箱手札判、甲號第1號携帯暗函(明治36年9月発売の第1號携帯暗函を改良)と並んで広告されている。「写真月報」84號のチャンピオンカメラは「小西六カメラの歴史」17ページの写真と細部が異なる。チェリーカメラ手札判が3円90銭、チャンピオンは8円50銭で乾板枚数表示機構付き。チェリーが乾板6枚撮りのところチャンピオンは12枚撮りで撮影済の枚数表示機構が付いている。12枚撮りで撮影済の枚数表示機構は小西本店が輸入販売していたジャクソン暗箱の新機構を取り入れたものである。 |
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![]() 明治44年浅沼商会写真機械材料目録 |
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ジャクソンとホートンは1904年(明治37年)3月に合同した。 ChampionはホートンKlitoマガジンカメラのいくつかに似ている。 http://camerapedia.org/wiki/Champion_(Konishi)を参照 小西本店の明治40年前後の手提暗箱はホートン会社のBox Cameraを手本にしている。金具を取寄せ久保鉄次の工場で取付けしていたと考えられる。(Midg Carbine Primus) http://camerapedia.org/wiki/Butcher Houghton and Ensign http://camerapedia.org/wiki/Houghton_and_Ensign |
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