六櫻社のレンズ
昭和6年〜 HexarT F4.5 昭和7年〜 HexarU F6.3 昭和8年〜 Zion F6.3 F4.5 昭和9年〜 Optor F6.3 F4.5 |
レンズ | シャッター | ||||
1931(昭和6年) | トロピカルリリー | 六櫻社 HexarSer.T | F4.5 | 11.5cm 13.5cm |
COMPUR |
1932(昭和7年) | パーレット | 旭光学合資 単玉 | F8 | 7.5cm | PEGASUS 昭和9年 Echo F11(レンズ自体は同じ) |
六櫻社 HexarSer.U | F6.3 | 7.5cm | PEGASUS | ||
1933(昭和8年) |
パーレット | 旭光学合資 Zion | F6.3 | 7.5cm | Echo |
パール | 旭光学合資 Zion | F6.3 F4.5 | 10.5cm | APUS又はDurax | |
アイデア | 旭光学合資 Zion | F6.3 F4.5 | 10.5cm | APUS又はDurax | |
アイデアスプリング | 六櫻社 HexarSer.T | F4.5 | 18 cm | フォーカルプレン | |
1934(昭和9年) | パーレット | 旭光学合資 Optor | F6.3 | 7.5cm | Echo |
パール | 旭光学合資 Optor | F6.3 F4.5 | 10.5cm | APUS又はDurax | |
アイデア | 旭光学合資 Optor | 10.5cm | APUS又はDurax | ||
ベビーパール | 旭光学合資 Optor | F6.3 F4.5 | 50mm | ROX | |
六櫻社 HexarSer.T | F4.5 | 50mm | |||
1936(昭和11年) | パール | 六櫻社 HexarSer.T | F4.5 | 11.5cm | Durax |
六櫻社はヘキサーレンズを製造し、大正8年(1919年)創立の旭光学合資会社は昭和6年から六櫻社にオプター、ザイオン、単玉を製造供給した。シャッターは昭和7年にPEGASUS、昭和8年にEcho、 APUS、 Durax
、昭和9年にROXが六櫻社器械部で誕生したが、昭和11年以降はROXなど小型のシャッターは山本工場で造られ、Duraxなど大きなシャッターは六櫻社工場で造られた。 |
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当時の六櫻社工場 |
木村鉄工所 | 東京府下淀橋十二社 | 鋳造 |
小原レンズ | 同 上 | レンズ関係 |
山本工場 | 東京府下柴又 (工場に隣接した山本栄之助氏宅は山本亭として保存、見学可) |
金属部品関係 |
松浦メッキ工場 〈松浦一二郎) |
東京市神田五軒町 | メッキ |
(写真とともに百年より) |
小原光学硝子製造所 1935年(昭和10) 小原甚八氏の個人経営として小原光学硝子製造所創立、東京蒲田にて操業開始 1936年(昭和11) 光学ガラス熔解開始 合資会社山本工場 1914年(大正3年)山本栄之助氏は東京市浅草区に金属加工会社を創立、大正12年の関東大震災後、葛飾に工場(六櫻社シャッター製造)を移す。 工場の隣りにあった旧宅は現在山本亭として保存されている。(寅さん記念館近く) |
軍用カメラとヘキサーレンズについて
航空偵察測量用
要点傾斜撮影カメラ | ||||||
大正14年 | 小航空写真機 | 手持式 | 陸軍 | ネディンスコ型木製ボデー皮貼り 半自動 | 後にHexar 25cm F4.5 | 18cm×13cm乾板 |
大正14年2月陸軍より受注。昭和9年まで製造 。昭和9年から改良を進め、昭和11年に九六式小航空写真機が生まれる。 | ||||||
昭和11年 | 九六式小航空写真機 | 手持式 | 陸軍 | 小航空写真機のボデーを金属化。 | Hexar 18cm | |
昭和13年まで製造。昭和13年から改良を進め、昭和15年に百式小航空写真機が生まれる。 | ||||||
昭和15年 | 百式小航空写真機 | 手持式 | 陸軍 | 米フェアチャイルド社F-8型 | Hexar 20cm 40cm | カビネ 長巻フィルム |
昭和20年まで製造。 | ||||||
大正15年 | 手持式航空写真機 | 手持式 | 海軍 | 米フェアチャイルド社F-8型 半自動 | 後にHexar 25cm F4.5 | 18cm×13cm 長巻フィルム |
昭和13年まで製造。 | ||||||
昭和14年 | 九九式手持航空写真機 | 手持式 | 海軍 | 米フェアチャイルド社F-8型 | Hexar 15cm F4.5 | |
連続地域垂直撮影カメラ | ||||||
昭和 5年 | 一号自動航空写真機 | 手持式 | 陸軍 | 米フェアチャイルド社K−8型 | Tessar 25cm 50cm F4.5 後にHexar25cm 40cmに変わる |
18cm×24cm 長巻フィルム |
昭和4年2月受注。当時の六櫻社精密作業場は100名程いた。製造のため製品検査機を整備した。昭和5年8月試作品4台。昭和9年から陸軍はフェアチャイルド社のK−8の使用を止め年10台納入となる。昭和20年まで製造された。 | ||||||
昭和 5年 | 固定自動航空写真機 | 固定式 | 海軍 | 米フェアチャイルド社K−8型 | Tessar 25cm 50cm F4.5 後にHexar に変わる |
18cm×24cm 長巻フィルム |
昭和20年まで製造。 |
航空機射撃訓練用
大正15年 | 回転式射撃鑑査写真機 | 固定式 | 陸軍 | 英ソルントン社ハイス型写真銃型 | ヲーレンサク社レンズ又は Tessar | ブローニーフィルム |
大正15年 | 一五式写真銃改一 | 固定式 | 海軍 | 英ソルントン社ハイス型写真銃型 | ヲーレンサク社レンズ又は Tessar | ブローニーフィルム |
大正14年5月、海軍艦政本部山田幸五郎が六櫻社へ受注、技師毛利広雄の指導で大正15年より製造、昭和2年採用。昭和17年まで製造。 | ||||||
昭和 4年 | 八九式活動写真銃 | 固定式 | 海軍 | 35mmフィルム 長巻 | ||
皇紀2589年。スプリングモーターのゼンマイを巻いて連続撮影。昭和4年試作4台、昭和6年精密作業場で 改一4台完成しHexar Ser.T F4.5 7.5cm 4cm(時計写し込み用) が装される。続いて10台製造。昭和8年〜昭和19年 改二製造。 |
地上写真機
昭和 7年 | 手持地上写真機 | 陸海軍 | アイデアスプリング | アンゴー型 | 手札、カビネ | |
組立地上写真機 | 陸海軍 | さくら野外暗箱 | カビネ、四ツ切 | |||
九七式携帯写真機 | 海軍 | リリー | 大名刺 | 初期はTessar 後にHexar |