風車式背骨折り。
ルチャの基本的な大技で、メキシコではケブラドーラ・コン・ヒーロと呼ばれる。元祖は“青い矢”アニバル。サイド・スープレックスの体勢から相手の体を回転させつつ、背中から大腿部に打ちつける。初代タイガーが81年10月8日、蔵前国技館でのマスク剥ぎマッチで、腰を痛めていたM・ハリケーン(B・リー)にこの技で止めを刺したのは印象深い。また凱旋帰国当初、「タイガーの技は何でもやれる」と豪語していた小林邦が、実際にこの技を見舞ってみせたものだった。2代目以降も多用している。