レッグ・ラリアート

83年1月6日、後楽園ホールでのNWA世界ジュニアヘビー級選手権試合で、初代タイガーが小林に初公開した。飛び後ろ回し蹴りの要領で、カカトからふくらはぎにかけての部分を相手の首に叩き込むという荒っぽい技である。当時英国遠征中だった前田明(のち日明)が得意としていたフライング・ニールキック(フライング・レッグ・ラリアート)に似ているが、ロープの反動は使わず、また回転も前田の技がほぼ水平であるのに対し、斜め上方向に跳ね上げて薙ぎ倒していく感じである。受けた相手は下手をすれば一撃で首を痛めてしまうだろう。
なお木村やJ・鶴田が同名の技を使っていたが、いずれも全く違う技であり、むしろジャンピング・ニーパットのバリエーションに近い。