サマーソルト・キック

初代タイガーが初期に披露したオリジナル技。タイガーマスクとしてのティピカルなテクニックと認知され、以後歴代タイガー全員が見せている。コーナーにもたれた相手に突進し、胸ないしアゴを蹴り上げながらトンボを切って着地するというもの。もともと“マットの魔術師”E・カーペンティアが同名の技をトレードマークにしていたが、これは単に相手の上でバック宙するだけ(ルチャで言うサルト・モルタル)で、着地してからトラースキックを見舞うという見せ技だった。タイガーのそれは実際に相手を蹴ることで、立派な技に進化させたものである。余談ながら佐山はメキシコ修行時代、ホテルで壁にマットレスを立てかけて練習し、この技を習得したのだという。