はじめるにあたって

 蒼樹が生まれて、何か役に立つことがしたいと思いました。大げさですが、社会に何か貢献したいと、、。

 うちの親父は、僕が小学生になった頃から、「あしながおじさん」として、交通遺児のための募金をしていました。自分で作った募金箱(サントリーオールドの箱でした(^^;))に小銭をせっせと入れて、僕らにも毎月「少しでもいいから入れろよ」と言い、数千円から、多いときには1万円近くを毎月送金していました。僕らが入れると同じ金額を追加して入れてくれたものです。(交通遺児育英会についての問題点はあとで書きます)

 バスの運転手であっただけに、交通遺児に対して何かしたかったのだと思いますが、子供に行動で示す姿は、いまやっとそのすごさがわかります。
(誤解を招かないよう書きますがまだ死んでません(^^;)募金も続いているようです(^^))

 我が身を振り返り、子供が産まれてみて、この恵まれた環境で育っている子供をあやしているだけでいいのかなぁ、、と思います。何か役に立ちたい。でも、自分が出かけていってやれることには限界がある。自分の得意な分野で貢献できればいいのですが、なかなかそれがマッチしません。

 そんなわけで、僕は自分の仕事で直接は貢献できませんが、そこで得られたお金、わずかな額ですが、このお金を役立ててくれるところへ寄付することにしました。
 またこのホームページをみて、これをきっかけに行動してくれる人がいれば、うれしいです。

 そしてそれは施しをするという自己満足だけでなく、この行動を通して寄付する相手を吟味したり活動を見守ることによって、僕自身がたくさん得られるものがあるのではないかなぁ、、と期待しています(^^)。

 そういう意味では僕がやっていることは、寄付だ慈善だと言うよりは、将来や自分に対しての投資なのかもしれません。

(2002.3/6)

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