<新聞資料>
授業短縮,行ってみたら 美術館は休館日
稲沢市片原一色町の市立明治中学校(小川護校長)で,先生たちの勉強会の一環として名古屋市で開かれている美術展の鑑賞を計画。
10日の授業を短縮して出向いたものの,会場は休館日で,勉強会を途中で中止していたことが12日までに分かった。
同校は「休館日だとは知らなかった。うっかりミス」と釈明している。
学校の説明によると,先生らが勉強会に行ったのは,名古屋市東区の愛知芸術文化センターで開かれている「第28回日展」。
同校は月曜日の10日,1時限50分の6時間授業の予定だったが,校長の裁量で1時限45分の5時間授業に短縮。木曜日に短縮分を振り替えることにした。
また,鑑賞後,勉強会の反省会やご苦労さん会も兼ねて,名古屋市内の飲食店で会食を予定していた。
当日は,小川校長ら26人のうち,20人を超す先生たちが,午後4時半までに学校を出て,名古屋市に向かった。
ところが,同センターは月曜日が休館日のため,参加者は勉強会を中止し,当初から予定していた会食に出席したという。
鳥毛康雄教頭も「名古屋駅に着いて,事前にもらっていた入場券を見て休館日を知った。早く分かっていれば,変更した」と弁解。
小川校長は「よく確かめずに計画したことを反省している。うっかりと言っても言い訳にもならない。父母には理解を得るように話したい」と説明している。
同校に子供を通わせる父親は「子供が短縮授業だと言って帰ってきた。入場券には休館日のことが書いてあるはず。気付かないのはおかしい。先生はもっとしっかりしてほしい」と話している。
鈴木宏昌・稲沢市教育長の話
ご意見をお待ちしています
take0164@mxh.mesh.ne.jp