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Palmを使おう!

体験談

初PalmはVisor Deluxe(オレンジ)

僕にとっての初めてのPalmは、2000年9月に購入したハンドスプリング社のVisor Deluxe(バイザーデラックス)でした。VisorはPalm社製品のビジネスマン向けのデザインとは異なり、スケルトン風のポップなデザインで、本体の色も5色の中から選べるなど、日本でのPalmユーザ拡大に多大な貢献をしたモデルだと思います。僕は定価の29,800円で購入して、約9ヶ月ほど使用しました(定価はその後19,800円→9,800円に改正されています)。

Visorの最大の特徴である、拡張スロット(スプリングボード)用の周辺機器は結局何も買いませんでした。今ならメモリカード(CFやスマートメディアなど)や携帯/PHS接続キットがお勧めですが、当時はほとんど製品がそろっていなかったと言うのもあります。

僕は以前から「Palmに高機能は必要ない」という意見ですが、Visorはかなり理想に近いモデルです。手放してカラー機(Palm m505)を使ってみると、乾電池で1ヶ月動作するのがいかに楽ちんかわかります。

Visor Deluxeの良いところ

  • かわいい −色にもよるけど
  • 安い −発売当初も安かったけど、9800円は破格
  • 拡張性がいい −欲しい機能は拡張ボードで補おう。ただし周辺機器は意外と値が張るので注意
  • カユイところに手が届くモノ作り −本体とケースが簡単に(カチッと)取り外しできる。スタイラスが適度な重量で、リセットピンと精密ドライバ付き、など

Visor Deluxeの良くないところ

  • OSがちょっと古め3.1 −アプリにはほとんど影響ないと思うけど、細かいところが違います
  • 画面(液晶)があまり良くない −僕が買い換えようと思った原因は主にこれです。特にグレースケールを活用したアプリは見にくい。

ハードリセット多発

Visor Deluxeを使っていたときに、一度奮闘した問題です。

始めは、一晩たって電源を入れると突然電池が残り2%とかになっていて、動作が不安定になるという現象でした。これが何回か続き、ハードリセット(すべての設定を0にすること)も何度もしました。それでも改善しなかったので、ハンドスプリングのユーザサポートにメールで「ハードの不具合ではないか」と訴えたほどです。

しかし、クレームの返事から自分でもいろいろ考えてみると、ハードリセットのあと、そのままバックアップを復元していたことに気が付きました。つまり、不具合の原因がソフトにあったとして、その原因までをそのまま復元していたようです。結局、リセット後に標準アプリ以外をインストールしない状態でしばらく使ってみたら、問題は解決しました。確かに怪しいソフトは思い当たるのですが、そのソフトにはあまりにお世話になっているので、特に公表しません。新しめのバージョンを再インストールしてからは問題ありません。

Palmで良く使われているソフトには、フリーウェアなどサポートや動作確認がどうしても不十分なものがあります。大事なデータが含まれているPDAは、できるだけ健全な動作を続けて欲しいものですね。次々と新しいソフトをインストールすると言うことは、パソコンと同様に常にシステムの安定性が犠牲になると思います。ユーザとしてそのことは充分に承知しておきたいものです。

m100は意外と良いモデル

僕があまりにもPalmのことを自慢するので、当時の彼女(今の奥さん)もPalmを購入してしまいました。それがPalm m100です。このモデルもそれまでとは一線を画す丸みを帯びた斬新なデザインで、主に初心者に受け入れられました。

メモリが2MBしかなかったり、一見作りが貧弱に見えたりと僕はあまり興味がなかったのですが、彼女が使うのをそばで見ているうちに、「m100はかなり良いのではないか」と思うようになってきました。ちなみに、m100の後にメモリが8MBになってクレードルが標準装備されたm105も発売されています。2001年8月現在、m100は16,800円、m105は19,800円。

着せ替えの楽しさ

買った直後のm100はあまりにダサい。でもこいつの本領はフェースプレートを簡単に取り替えられることにあります。先日(2001年7月)秋葉原の某所に行ったら、定価1800円のフェースプレートがなんと100円で売ってました(人気無さそうな色ばかりだけど)。彼女は合計3色を時々取り替えながら楽しんでます。お気に入りは「白」みたい。

狭い画面で、気にならなくなる解像度

m100は、他のPalmに比べると少し画面が狭くなっています。最初はこれが嫌でした。でも元々Palmの解像度って、160×160と画面サイズにしては結構荒いんですよね。少し画面を狭くすることによってこの荒さが気にならなくなります。全体もコンパクトになって扱いやすい。それよりもPalm社の製品は液晶がくっきりして見やすいですね。この点はVisor Deluxeよりもずっと良いです。

てな訳で、m100(m105)は、外見が気に入った人、周辺機器など拡張性をそれほど気にしない人にはオススメです。

スタイラスを選ぶポイント

m505のスタイラスは大変使いやすいのですが、リセットピンが付いていないのが残念。そこで、市販のスタイラス「ペンとぴあ」を買ってみました。こいつはリセットピンの他にボールペンもついています。1200円もしたんだから、かなり使いやすいんだろうと思っていたら、意外にも純正スタイラスの良さを再発見する事となってしまいました。いくつかの観点からそれぞれを比較してみましょう。

その一、適度な重さ

個人的に、スタイラスは重い方が安定感があって良いと思っていますが、これは純正品の方が重たいです。

その二、取り出しやすさ

これが盲点でした。ペンとぴあは爪が引っかからないんですね。指の腹で押し出すような感じで取り出す必要があります。これも純正品の勝ち。

その三、ペン先のやわらかさ

スタイラスは金属でできていても、ペン先が少しやわらかいと書き味が良くなります。ペンとぴあはペン先がバネで沈み込むようになっています。一方、純正スタイラスはペン先だけゴム製で、先が細くなるほど柔らかいという、絶妙なバランスになっています。

その四、付属機能

これは、リセットピンとボールペンがついているペンとぴあの勝ちです。リセットピンは是非欲しいですね。でも、あまり使わない機能の為に使いやすさは犠牲にして欲しくない・・・難しいところです。

結局、現在はm505純正スタイラスを使っています。機能より性能重視ということで。スタイラス選びの参考になりましたか?

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