ホームへ ページの先頭へ
| Home | ADSL | Palm! | Diary | Mail to Master |

Palmを使おう!

Palmとは

Palmデバイスの特徴や機種選びのポイントを自分なりに考えてみます。

Palmはけっきょく電子手帳

PalmはPalm OSという基本ソフトが動作しているPDA(Personal Data Assistant)全般をさします。特徴としてはソフト、ハード共にシンプルな作りなので、

  • 動作が軽い
  • 電池のもちが良い
  • 値段が比較的安い

といったところです。ユーザが多いのでソフトが充実していることも見逃せません。
本体には「スケジュール」、「アドレス帳」、「ToDoリスト」、「メモ」のハードボタンが付いており、これらの機能がPalmの基本です。逆に言うと、これらを一つも必要としていない人にはあまり勧められません。PDAは「個人向け情報支援端末」なのですから、Palmも結局のところ基本は電子手帳と思っています。さらに、それ以外にも機能を拡張したりカスタマイズしたりできるので、多くの人が使うようになったんでしょうね。

すぐに使える事の意味

PDAの特徴の一つは、常に持ち歩いて、いつでもすぐに使えるという利点です。パソコンと違って「起動する」「終了する」という概念はあまりありません。それよりも「開く」「閉じる」といったほうが正しいと思います。システム手帳と同じようにカバンから取り出して、バインダーを開いて、パラパラッとめくって、スケジュールを確認して、ちょこっと書き込んで、閉じる。こういう日常的な動作をシステム手帳と同じか、もっと早く行えないと、PDAを使う意味があまりないと思います。もちろんそれ以上の利点もあるんですが、個人で使う事を考えるとやっぱりこれが基本かなと。

あと、こういった電子機器って電池のもちが意外と大きいのではないでしょうか。私は最初Visor Deluxeを購入したのですが、これは単4乾電池2本でほぼ一ヶ月動きました。電池残量をほとんど気にしなくていいというのは自分的にはかなり感動もので、時々「電気じかけ」であることを忘れてしまいそうです。バッテリメータをにらみながら使わなくてはいけないノートパソコンや、数日おきに充電する習慣を身に付けないといけない携帯電話に比べると、PDAの心理的解放感は素晴らしいと思います。

自分にとって必要な機能

これから購入を考えている人はこれを第一に考えるとよいと思います。もし最初のPalmを迷っているのだったら、一番安いのをお勧めしますね。だって\16,800と\49,800の機種でも使い方は同じなんだもん。値段も大事ですよね。一般的な常識を持っている(パソコンマニアでない)人なら大体、「元をとれるか」という計算もしているはずです。とりあえず安いのを使ってみて、何が自分に必要なのかを考えてみるのも良いのでは?

新機種ではどんどんと高性能になっていき、MP3や動画などのアプリケーションも提案されているようですが、はたしてそれらは全ての人に必要でしょうか?僕はPDAは「高機能」でなく「高性能」であって欲しいです。ここでいう高性能は、素早いアプリ起動や、電池が一ヶ月持つことなどで、すでにある程度達成されていると思います。MP3再生など一部の人が必要とする機能を内蔵するためだけにこれらの良い利点が犠牲になってしまっては、万人向けとは言えなくなってくるでしょう。共通の機能をどれだけ絞れるかはPalm OSのキモだと思いますが、最近は通信機能(携帯とのリンクなど)と外部ストレージ(CF, SDなど)が注目のようですね。

僕の場合は良く使う部分、たとえば液晶の見やすさや文字入力、スケジュール管理ソフトやメモがしっかり使えて、かつ見た目が多少カッコよければ、それで充分です。あとは無理せず道具として使い続けること。

携帯か、PDAか

2001年は携帯もPDAも大きく進化する年になりました。携帯電話ではアプリケーションを使えるようになってきたり(iモードからiアプリなど)、PDAでは通信機能を強化した製品がでてきたりと、両者の垣根が低くなっていますよね。「iアプリ対応ケータイがあれば、PDAなんていらないじゃん」「PDAに通話機能がつけばいいだけなんじゃないの?」ごもっとも。いつかは両方の意見が満たされるような商品が開発されるでしょう。でもそれらが気軽に使えるようになるのは、僕にはいつになるかわかりませんし、正しい道かどうかもわかりません。でも今の時点で言えるのは、やっぱり

  • ケータイは電話やメールなどのコミュニケーションが基本で、プラスアルファのお楽しみ(iモードなど)が付いているもの
  • PDAは個人情報端末。システム手帳が進化した先に、ゲームができたり通信機能がある

と考えるのが妥当でしょう。ケータイはものすごい勢いで普及しましたが、PDAもまず普及と同時に、使われ方が広く認知される段階が先だと思います。マニアックな電子機器でなくて、個人がふつうに持っているものとしてね。

Palmでなけばいけない?

PDAはPalmだけじゃない!同感です。といっても僕が所有しているのはPalmだけですので、ZaurusやPocket PCに興味がある方はフォローできません。やっぱりPalmが良い点は、

ハードがシンプル

画面の粗さ(160*160dot)が気になったこともありましたが、日本語がふつうに読めればいいやと割り切っています。本体にもキーボードが付いていなかったり、ボタンの数も少ないですし、やっぱりシンプルな感じがしますよね。
キーボード内蔵がいい人は、最近のザウルスがいいのでは?ちなみにPalm用の外付けキーボードも大小そろってますよ。個人的には必要ないですけどね。だって持ち歩くのが面倒だから。

ソフトがシンプル

最初は「これだけ?」と思うくらいしかソフトが入ってませんが、システム手帳の罫線やカレンダーだと考えれば良いですね。欲しい機能を自分で埋めて(インストールして)いけばいいんです。良く使われているソフトは、たいてい目的がハッキリしていて機能もシンプルです。古いPalmを使っている人は無理に重たいソフトをインストールしないのが無難と思いますよ。パソコンと同じですね。
OS自体に高機能を求めているなら、Pocket PCですか。自分は店頭で触ってみましたが、遅いのがとても気になりました。あとは値段が高い。中身がほとんどパソコンですから、リッチなハード(CPUなど)でカバーしていかないと実用レベルにならないみたいですね。

ユーザが多いと便利

数々のPalmware(Palm専用ソフト)に本当にお世話になっています。「こういうの無いかな?」と探すと、だいたいあるんですよね。パソコンを初めて買ったころはフリーウェア、シェアウェアをインストールしまくりましたけど、Palmを買ってすぐはまさにこの状態でした。今は自粛してます。
Pocket PC (Windows CE)にもシェアウェア文化はあるようですが、Palmほどではないのではないでしょうか。WinCEは意外と動作環境が特定されるらしいですね。

Haruto's Cafe: Haruto Fukaya 2001 all rights reserved.