■一次リーグ

1次リーグ1回戦

(◎:すごくおもしろい  ○:おもしろい ▲:うーん、ふー。)

6月15日


イングランド 2 − 0 チュニジア ▲


 前半、イングランドは、サイドを攻め上がった時には速いクロスをあげ
チャンスになるが中盤ではチュニジアがボールキープ。しかし、
速攻をすることなく(アナウンサーはやたらカウンターがうまい
というが、逆にチュニジアは下手)ただまわしているだけなので
チュニジアが点をとるというのは考えられない。40分、クロス
にシアラーが合わせてゴールを奪った。後半になると、イングランド
のチェックがより厳しくなり、チュニジアは防戦一方となる。
85分すぎに、スコールズが相手DFをものともせず、ゴール
を右隅に決めた。

コロンビア 0 − 1 ルーマニア ○


94年W杯と全く同じカード、両雄バルデラマとハジはまたしても
相まみえた。試合はルーマニアペース、何度かDFを崩す。
対するコロンビアは、なかなかバルデラマがうまくからまない。
しかし、攻守の切り替えがはやく、スピーディーなゲームである。
前半ロスタイム、左でハジのヒールを受けたイリエが切れ込み、ループ
シュートを決めた。後半も終始、ルーマニアが試合の流れを
つかみ、そのままタイムアップした。

1位イングランド    1勝  勝ち点3 得失点差+2 得点2 失点0
2位ルーマニア     1勝  勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
2位コロンビア     1敗  勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位チュニジア     1敗  勝ち点0 得失点差−2 得点0 失点2

ドイツ 2 − 0 アメリカ ○


 9分にヘスラーの左CKをクリンスマンが折り返し、メラーがヘディング
シュートを決め先制した。ドイツは元気、皆が動けている感じで
ペースを掴んでいる。後半になっても、ドイツが押し寄せる。
65分にはクリンスマンが追加点を奪う。アメリカも劣勢ながら
シュートまで行くので2点目を奪われた後もしまった試合だった。
アメリカはユーゴ戦、チャンスありと見た。

1位ドイツ       1勝 勝ち点3 得失点差+2 得点2 失点0
2位ユーゴスラビア   1勝 勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
3位イラン       1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位米国        1敗 勝ち点0 得失点差−2 得点0 失点2

6月14日


日本 0 − 1 アルゼンチン ◎


 内容はココに記入

イラン 0 − 1 ユーゴスラビア ▲


 試合の主導権を握ったのはイラン。課題のDFも安定し、攻め込む。
 ユーゴは後半途中、ストイコビッチを代えるがこのあともどうも
 崩せない。しかし30m直接FK、日本との練習試合でも強烈なゴール
 を決めたミハイロビッチがゴールを叩き込み、ユーゴが辛勝した。

クロアチア 3 − 1 ジャマイカ ?


 強烈な眠気がおそってきて意識不明。そのうちアップします。

1位クロアチア     1勝  勝ち点3 得失点差+2 得点3 失点1
2位アルゼンチン    1勝  勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
3位日本        1敗  勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位ジャマイカ     1敗  勝ち点0 得失点差−2 得点1 失点3

6月13日


スペイン 2 − 3 ナイジェリア ◎


立ち上がり、大会前の調子の悪さをそのまま引きずるようなナイジェリア
カヌー、アムニケがはずれている。
対するスペインは好調、イエロの直接FKで先制する。しかし、雨で
濡れるピッチに少しずつパスの精度が悪くナイジェリアが調子を取り戻す。
センタリングをアジェポジュがヘディング、これをフェレールがクリア
できず、またオウンゴールがはいった。後半、しかし、イエロが30m
のDFの裏をつく長いパス、これを新星ラウルがノートラップでボレー
またリードを奪う。しかし、じょじょにまたナイジェリアが押し返す。
ラワルが左サイドを独走、角度のないところからシュート、スビサレータ
がまたオウンゴールをしてしまう。そして、80分には、オリセーが
強烈なミドルシュートでついに逆転した。旋風の予感がする試合だった。

1位ナイジェリア 1勝 勝ち点3 得失点差+1 得点3 失点2
2位パラグアイ  1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
2位ブルガリア  1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
4位スペイン   1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点2 失点3

韓国 1 − 3 メキシコ ◎


 東アジアの盟友の闘いに応援モードが入り、楽しめる試合に。
前半、先制したのは韓国、ハソクジュが直接FK、壁の頭に当たり
カンポスが反応したのと反対側に決まってしまう。先制!!
しかし、その一分後、バックチャージでハソクジュが退場、
以降、メキシコの怒濤の攻めが続く。前半の間にゴールを突き刺し同点
に追いつく。後半もメキシコペース、韓国の右サイドを何度も
突破される。
74分、左ブランコからのセンタリングをエルナンデスが右足で決める。
83分にもブランコからエルナンデス、ふりむきざまシュートを決めた。

オランダ  0 − 0  ベルギー ▲


ベルカンプ、ダービッツが控えながら、圧倒的に攻めるオランダ。
しかし、逆にベルギーは攻めさせていたという印象。ペナルティエリア
の外5mに架空の線があるように見えた。その線にはいるまでは
自由にやらせ入ってきたら、絶対フリーにさせない。1対1に負け
ない。相手との力関係を理解しているからこそできるゲーム
コントロールである。クライフェルトが後半途中退場、その後も
オランダは攻めるが引き分けた。おもしろくないが好ゲームだった。

1位メキシコ  1勝 勝ち点3 得失点差+2 得点3 失点1
2位オランダ  1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
3位ベルギー  1分 勝ち点1 得失点差 0 得点0 失点0
4位韓国    1敗 勝ち点0 得失点差−2 得点1 失点3

6月12日


パラグアイ 0 − 0ブルガリア ▲

 
 ブルガリアは熟年のチーム、特に変わったところもないが、それなり
にマイボールで攻める。ストイチコフも決して調子が悪くない。
パラグアイはチラベルトが目立つ。直接FKまで見せ場を作る。
後半30分すぎから息切れ気味のブルガリアに対し、それまで
押されていたパラグアイが攻め立てるがゴールを奪うまでには
至らなかった。

デンマーク 1 − 0 サウジアラビア ▲


 守備では互角のサウジも攻撃に迫力がない。対するデンマーク
はブライアンが前線でヒールキックなどでポストを繰り返すが
今一正確性に欠けていた。後半になると、両チームゴール前の
攻防が増え、デアイエ、シュマイケルの両ゴールキーパーの
安定したプレイが目立った。最後はブライアンからの右からの
センタリングをDFリーバーがドンぴしゃのヘディングゴール、
順当にデンマークが勝ち進んだ。

フランス 3 − 0 南アフリカ ○


押せ押せのフランスは、前半40分、何度も好シーンを演出している
ジダンが左からカーブのかかった絶妙のCK、デュガリーがヘディング
で合わせて先制した。後半も、危なげなく試合を作るフランス、ペナルティ
エリア内でデュガリーが右に流しジョルカエフがシュート、南アフリカ
のイッシの足にあたりコースが変わり、オウンゴールで2点目をとった。
ロスタイムにはアンリが3点目をとった。フランスの魅力を存分に発揮した。

1位フランス     1勝 勝ち点3 得失点差+3 得点3 失点0
2位デンマーク    1勝 勝ち点3 得失点差+1 得点1 失点0
3位サウジアラビア  1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点0 失点1
4位南アフリカ    1敗 勝ち点0 得失点差−3 得点0 失点3

6月11日 B組


 

イタリア 2−2 チリ ○


 イタリアはロベルトバッジオが光り輝く。前半、立ち上がりで優位
にたっていたチリに対して、縦パス一本を柔らかいボールでワンタッチ
での折り返し。詰めていたビエリが先制ゴールを奪った。
しかし、前半終了間際、CKをサモラノがヘディングで競り勝ち、
こぼれ球をサラスがゴールを奪った。同様に後半開始5分にもサラス
がやはりゴールを奪う。イタリアはなりふりかまわぬ選手交代も
からまわり。しかし後半40分、バッジオが相手のハンドを誘い、
これをみずから落ち着いて決め、イタリアの敗戦の危機を救った。

カメルーン − オーストリア ▲


 黙々と試合を続ける両チーム。前半、守備の意識の高さが凡戦に
拍車をかける。後半は少しは攻めの意識が出るが、いまひとつもり
あがらない。
32分、ストッパーのヌジャンカがスピードで左サイドを駆け上がり
切り返して強引にシュート、ゴールにつきささった。このまま
終わるかと思ったがなんとロスタイム、CKのこぼれ球をポルスター
が同点ゴールを決めた。カメルーンには惜しい引き分けだった。

1位イタリア     1分 勝ち点1 得失点差 0 得点2 失点2
1位チリ       1分 勝ち点1 得失点差 0 得点2 失点2
3位カメルーン    1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1
3位オーストリア   1分 勝ち点1 得失点差 0 得点1 失点1

6月10日 A組


 

ブラジル2−1スコットランド ▲


 試合開始4分1998年1stゴールを決めた
サンパイオ、調子よい立ち上がりのブラジルは、35分、しかしその
サンパイオが与えたPKで同点にされてから、単調になる。一人一人
がばらばらでオールスターチームの悩みは大きい。このまま終わるか
と思ったがドゥンガの深いパスをカフーが競り合い、こぼれだまを
スコットランドがオウンゴール。惜しくも金星はならなかった。

モロッコ 2−2 ノルウエー ○


 きっちりつなぐモロッコは、ハッジが大活躍。対するノルウエー
は長いボールをTAフローが長身をいかし、競り勝ちながら攻める。
試合はハッジのゴールでモロッコリードも前半終了直前、オウンゴールで
同点に。後半も先にモロッコがリードするが5分後にはノルウエーが
追いついた。モロッコはおもしろいチームが試合運びという意味では
点の取られ方が悪かった。

1位ブラジル    1勝   勝ち点3 得失点差+1 得点2 失点1
2位ノルウエー   1分   勝ち点1 得失点差 0 得点2 失点2
3位モロッコ    1分   勝ち点1 得失点差 0 得点2 失点2
4位スコットランド   1敗 勝ち点0 得失点差−1 得点1 失点2

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