このページでは飼っている淡水魚と私のもう一つの趣味であるへらぶな釣りをご紹介いたします。
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左上の写真は子どもが、近くの小川で捕まえてきたなまずです。 先住者はタナゴとクチボソそれにフナなど50ぴきほどつい2ヶ月前まで一緒に泳いでおりましたがいつのまにかすべてこいつの胃袋の中に吸収されてしまいました。 ナマズつりは、15年ほど前に凝りまして朝4時おきでよく釣りに行きました。えさはほとんどドバミミズ(太いやつ)で、これが本当に食いがいいんですよね。 最高64センチもあるのをつりました。うなぎもよくつれました。それから1、2年してもう少し高尚なへらつりに転向してしまいましたが、ナマズへの愛着忘れがたく 子どもが捕まえてきたのを機会に又飼いはじめることにしました。先住者の方々ごめんなさい。 左下の写真手前はキンブナおくがヘラブナ(ゲンゴロウブナ)です。ヘラブナの方が体高があるのがお分かりでしょうか。 体調約20センチ弱の小ぶりなものですが、実際の釣り場では尺上のものがつれます。
今まで釣った最高は佐鳴湖の段子川河口で釣った40センチが最高です。
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私のへらぶな釣り
下左の写真は自宅から5分の森の中にある池です。15ー25センチクラスのへらとタナゴやハヤが生息しています。
休日は多くのヘラ師でにぎわっています。私も年に数回ですがここで楽しませてもらっています。
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私のへらぶな釣りへの特別な愛着は、15年ほど前に自宅からそう遠くないあまりきれいとは言えない 湖で、一尺はあろう銀白色のこの魚を遇然に釣り揚げたことに端を発している。 あの時の驚きといったら、いまだに胸の高鳴りを覚えるほどのものだから、英語教師らしく ボールト・フロム・ザ・ブルーとでも言っておこう。幾千枚の鏡のような鱗を身に纏ったこのさかなは、 首から後ろがまるでバッファローの背中のように盛り上がり、迫力ある美しさを誇示していた。 そんな訳だから、位負けした私はその場で又こちらから湖の方へと丁重にお引き取り願うことにした。 あとになってわかったのだが、このへらぶな釣りは釣った魚を食べることを目的とはしていない。 ヨーロッパやアメリカ・カナダなどで盛んなフライフィッシングと同様、キャッチ・アンド・リリース が常識で、自然と一体化することが釣りの楽しみと考えているわけだ。だとすれば、釣った魚を食べる海釣りなどというのは趣味 としては下の下といったところかもしれない。 本来、趣味とは実益を兼ねないのが普通であって何の利益にもならないのに一生懸命打ち込むこの純粋な姿勢が、はたから見ていて共感を呼ぶのである。 へらぶな釣りを始めて5年もたてば、たいていの人はへら師としての自負心も出てくる。 えさに凝る人、道具に凝る人、人それぞれだが、こだわりを持ち続けてこそ趣味といえるだろう。 ところで、へらぶなはプランクトンを主食としているので、ミミズなどの生餌にかかることはめったにない。 では、何を餌にするかというと、マッシュポテトやグルテンといった粉末を水で溶いて練った餌を使うのである。 餌にひどく凝った人は、これに抹茶やブルーマウンテンなどをブレンドしてへらの食欲を誘うのである。 ここまで来ると「通」と呼ばれ尊敬されるようになる。 それにしても自分自身は、番茶かインスタントコーヒーで我慢して、愛する魚には贅沢すぎるほどのサービスとはまったく涙ぐましい話である。 さて、このような献身的愛情を持ってへら師から慕われているこのへらぶなもいまだ無名の魚にすぎない。 スーパーや魚屋の軒先にもならべられることは皆無で、したがってわれわれの食卓上ることもない。 私のような三文へら師がいくらこの魚のありがたみを皆さんに説うたとしても、それはまったく蛙のつらに小便、いやいやへらぶなのつらに小便であろうが、この高尚名釣りを広めんとてこのHPに掲載したわけである。 一人でも多くの人がこのへらぶな釣りの魅力を知り、生涯の趣味として湖のほとりに座して、この魚との対話を始められんことを祈る。 |
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