(目次へ戻る)


第2編 歴代課長

   初代  宇賀村   進     自、昭和20年9月1日
                   至、昭和21年6月20日

   2代  本 間 昌 吉     自、昭和21年6月20日
                   至、昭和27年11月25日

   3代  松 谷 逸 郎     自、昭和27年11月25日
                   至、昭和31年7月10日

   4代  中 野 恭 平     自、昭和31年7月10日
                   至、昭和33年1月1日

   5代  大 関 健 二     自、昭和33年1月1日
                   至、昭和35年6月15日

   6代  大 和 哲 男     自、昭和35年6月15日
      (本努 技術副長)    至、昭和35年8月15日

   7代  成 田   茂     自、昭和35年8月15日
                   至、昭和40年9月20日

   8代  糸 原 正 巳     自、昭和40年9月20日
                   至、昭和47年1月9日

(第2編終り 目次へ戻る)


第3編 駅の歴史

清水沢駅
  明治30年2月16日 北海道炭砿鉄道の駅として開業追分起点 33.6Km
  明治39年10月   鉄道国有法により逓信省鉄道作業局に買収され省線となる。
  明治22年1月16日 社線乗入れにより共同使用駅となる。
  昭和31年4月2日  新駅舎完成

新清水沢駅 清水沢起点353M 社起点150M
  昭和7年10月20日 従来の大夕張砿業所清水沢出張所に休養所を加え移築、
             執努取扱開始。新清水沢兼出張所と称す。
  昭和13年10月31日 新清水沢駅と称す
  昭和14年4月20日 地方鉄道として開業、社線内旅客及び貨物の取扱開始。
  昭和22年1月16日 清水沢駅乗入れにより廃止

遠幌駅 清水沢起点4K053M 社起点3K850M
  昭和15年6月1日 木材積出の為帝室林野局と協定
  昭和15年9月1日 遠幌加別停留所として木材積出開始
  昭和16年12月1日 発駅を南大夕張駅として連絡車扱貨物を取扱う
  昭和17年6月1日 駅舎完成 現駅舎東方約100M
  昭和17年8月1日 遠幌駅と改称、乗降客取扱うも乗車券発売せず
  昭和18年10月1日 車扱連絡取扱及び社内乗車券発売
  昭和23年1月   北炭遠幌砿送炭開始
  昭和23年6月18日 駅舎社宅完成 北炭より提供受く
  昭和24年1月11日 旅客及び荷物連絡運輸取扱開始

南大夕張駅 清水沢起点7K603M 社起点7K400M
  明治44年6月1日 二股駅と称するも駅舎なし
  大正7年6月14日 三菱鉱業に移管後労務係詰所を大夕張駅と称す
  昭和4年1月22日 南大夕張駅と改称
  昭和14年4月20日 地方鉄道として開業、社内旅客荷物小口取扱及び
          車扱連絡運輸開始
  昭和16年12月1日 旅客荷物小口扱連絡運輸開始

シューパロ湖駅 清水沢起点10K233M 社起点10K050M
  昭和37年6月1日 社線内旅客の取扱開始
  昭和38年6月10日 10月31日迄旅客一時限り連絡運輸取扱う
          着駅は夕張線各駅の外、札幌小樽等を含め20駅とし
          準片券を発売

農場前臨時乗降場 清水沢起点10K253M 社起点10K050M
  昭和21年2月1日 食料増産の為第2農場前臨時乗降場として設置
  昭和25年11月1日 農場前臨時乗降所と改称
  昭和32年2月1日 二股ダム建設に伴い廃止

明石町駅 清水沢起点13K603M 社起点13K400M
  昭和20年5月6日 食料増産の為農場前臨時乗降場として発足
  昭和21年2月1日 第1農場前臨時乗降場と改称
  昭和25年11月1日 通勤者輸送の為駅に昇格明石町駅称し旅客荷物貨物の
          社内取扱開始
  昭和28年5月11日 連絡運輸取扱開始
  昭和33年11月4日 乗降場地下道完成
  昭和37年12月2日 手小配達及小口扱取扱廃止

千年町駅 清水沢起点14K953M 社起点14K150M
  昭和25年11月1日 千年町停留場として開業、駅舎設立社内線旅客
          のみ取扱う
          千(表記は円中に千の字)大夕張の符号を付し
          乗車券を発売
  昭和27年3月15日 連絡乗車券を発売千(表記は円中に千の字)大夕張とす。
  昭和35年3月21日 千年町として運賃設定し乗車券発売同時に連絡取扱開始

大夕張駅 清水沢起点15K851M 社起点15K648M
  昭和4年1月22日 以前北部駅と称するも大夕張と改称
  昭和4年6月1日 専用鉄道として発足
  昭和14年4月20日 地方鉄道として開業、社内旅客荷物小口取扱及び
          車扱連絡運輸開始
  昭和16年12月1日 旅客荷物小口扱連絡運輸開始
  昭和25年11月  新駅舎完成

大夕張炭山駅 清水沢起点17K201M 社起点16K998M
  昭和4年1月22日 通洞駅と称し旧機関庫内に置く
  昭和4年6月1日 専用鉄道として発足
  昭和13年10月20日 大夕張炭山駅と改称
  昭和14年4月20日 地方鉄道として開業、車扱貨物連絡運輸開始及び
          小口扱社線内取扱。運炭係内に駅を置く
  昭和16年12月1日 小口扱貨物連絡運輸開始
  昭和22年12月25日 駅舎新築落成
  昭和27年5月1日 小口扱貨物取扱廃止
  昭和28年12月16日 駅舎移築
  昭和28年12月25日 社線内旅客荷物取扱開始

機関庫 昭和16年3月落成す。

(第3編終り 目次へ戻る)


第4編 営 業 成 績

第1章 営業粁程(清水沢駅・社起点間203Mを含む)

 1、 実測換算中心粁程及び区間粁
      Km    

清水沢 0.353 4.053 5.441 5.591 7.603 10.233 10.253 13.603 14.953 15.841 17.201
新清水沢 3.700 5.088 5.238 7.250 9.880 9.990 13.250 13.600 15.488 16.848
遠幌 1.388 1.538 3.550 6.180 6.200 9.550 10.900 11.788 13.148
北菱 0.150 2.162 4.792 4.812 8.162 9.512 10.400 11.760
北夕 2.012 4.642 4.662 8.012 9.362 10.250 11.610
南大夕張 2.630 2.650 6.000 7.350 8.238 9.568
シューパロ湖 0.020 3.370 4.720 5.608 6.968
農場前 3.350 4.700 5.588 6.948
明石町 1.350 2.238 3.598
千年町 0.888 2.248
大夕張 13.360
大夕張炭山

 2、 営業粁程

  昭和14年4月20日 地方鉄道開業

清水沢 0.4 7.6 15.8 17.2
新清水沢 7.2 15.4 16.8
南大夕張 8.2 9.6
大夕張 1.4
大夕張炭山

  昭和15年9月1日 遠幌加別駅社線内車扱貨物取扱開始

清水沢 0.4 4.1 7.6 15.8 17.2
新清水沢 3.7 7.2 15.4 16.8
遠幌加別 3.5 11.7 13.1
南大夕張 8.2 9.6
大夕張 1.4
大夕張炭山

  昭和22年3月1日 清水沢駅乗入

清水沢 4.1 7.5 15.8 17.2
遠幌 3.5 11.7 13.1
南大夕張 8.2 9.6
大夕張 1.4
大夕張炭山

昭和25年11月1日 明石町及び千年町駅開業

清水沢 4.1 7.6 13.6 15.0 15.8 17.2
遠幌 3.5 9.5 10.9 11.7 13.1
南大夕張 5.0 7.4 8.2 9.6
明石町 1.4 2.2 3.6
千年町 0.8 2.2
大夕張 1.4
大夕張炭山

昭和37年6月1日 シューパロ湖駅開業

清水沢 4.1 7.6 10.2 13.6 15.0 15.8 17.2
遠幌 3.5 6.1 9.5 10.9 11.7 13.1
南大夕張 2.6 5.0 7.4 8.2 9.6
シューパロ湖 3.4 4.8 5.6 7.0
明石町 1.4 2.2 3.6
千年町 0.8 2.2
大夕張 1.4
大夕張炭山

昭和23年9月1日 取引高税実施により11割増設定

清水沢 9 16 33 36
遠幌 7 25 28
南大夕張 17 20
大夕張 3
大夕張炭山


昭和25年1月1日 取引高税廃止により実粁となる。

昭和27年3月1日 10割増設定

清水沢 9 15 28 32 35
遠幌 7 19 24 27
南大夕張 12 17 20
明石町 5 7
大夕張 3
大夕張炭山

 3、大貨物営業粁程

昭和21年7月1日 10割増設定

清水沢 1 9 16 32 35
新清水沢 8 15 31 34
遠幌 7 24 27
南大夕張 17 20
大夕張 3
大夕張炭山

昭和22年3月1日 清水沢駅乗入

清水沢 9 15 32 35
遠幌 7 24 27
南大夕張 17 20
大夕張 3
大夕張炭山

(第4編 第1章終り 目次へ戻る)


第2章 旅客運賃

1、 賃率(国鉄比較)

三菱大夕張鉄道 国鉄
昭和年月日 賃 率 大夕張
清水沢間運賃
賃率
厘毛 厘毛
14年4月1日             56
20日   1 56   24   2 00
17年4月1日              
19年3月1日   1 60   26      
4月1日   2 50   40   2 50
20年4月1日   3 00   50   3 00
21年3月1日             7 50
4月1日   9   1 50      
22年3月1日             9 50
4月1日   12   2 00      
7月7日   54   8 50   35  
23年5月19日   94 50 15        
7月18日 1 90   30     90  
24年5月1日           1 45  
25年5月12日 2 00   30        
26年11月1日           1 85  
27年3月1日 2 50   40        
28年1月15日           2 10  
35年7月1日           2 40  
36年4月6日           2 75  
38年12月25日 3 00   50        


2、駅間運賃

昭和14年4月20日 地方鉄道開業 賃率1銭5厘6毛

新清水沢 12銭 24銭
南大夕張 13
大夕張


昭和18年10月1日 遠幌駅社線内旅客取扱開始

新清水沢 6 12 24
遠幌 6 19
南大夕張 13
大夕張


昭和19年3月1日 運賃改定 賃率1銭6厘

新清水沢 6 13 26
遠幌 6 19
南大夕張 14
大夕張


昭和19年4月1日 運賃改定 賃率2銭5厘

新清水沢 10銭 20銭 40銭
遠幌 10 30
南大夕張 23
大夕張

昭和20年4月1日 運賃改定 賃率3銭

新清水沢 20 30 50
遠幌 20 40
南大夕張 30
大夕張

昭和21年4月1日 運賃改定 賃率9銭

新清水沢 40 80 1円50銭
遠幌 40 1.10
南大夕張 90
大夕張

昭和22年3月1日 清水沢駅乗入

清水沢 50銭 80銭 1円50銭
遠幌 40 1.10
南大夕張 90
大夕張

昭和22年4月1日 運賃改正 賃率12銭

清水沢 60 1.00 2.00
遠幌 50 1.50
南大夕張 1.10
大夕張

昭和22年7月7日 運賃改正 賃率54銭
          50銭単位の24捨25入

清水沢 2.50 4.50 8.50
遠幌 2.00 6.50
南大夕張 5.50
大夕張

昭和23年5月19日 運賃改正 従来の賃率を7割5分増
                賃率94銭5厘に相当

      円 銭 円 銭  円 銭

清水沢 4.50 8.00 15.50
遠幌 3.50 11.50
南大夕張 9.50
大夕張

昭和23年7月18日 運賃改正 賃率1円90銭
   20円以下は3、5、8、10円単位の中間切上げ切捨て
    20円以上は5円単位の2.4捨2.5入

       円    円    円

清水沢 10 15 30
遠幌 8 25
南大夕張 18
大夕張

昭和24年5月1日 端数処理改正 5円単位の2.4捨2.5入

      円    円    円

清水沢 10 15 30
遠幌 10 25
南大夕張 15
大夕張

昭和25年5月12日 運賃改正 賃率2円

清水沢 10 15 30
遠幌 10 25
南大夕張 20
大夕張

昭和25年11月1日 明石町駅開業
        千年町駅は誤認により臨時乗降場扱とす

清水沢 10 15 30 30
遠幌 10 20 25
南大夕張 10 20
明石町 5
大夕張

昭和26年11月1日 端数処理 10円単位の4捨5入

清水沢 10 10 30 30
遠幌 10 20 20
南大夕張 10 20
明石町 10
大夕張

昭和27年3月1日 運賃改正 賃率2円50銭

清水沢 10 20 40 40 50
遠幌 10 30 30 40
南大夕張 20 20 30
明石町 10 10
大夕張 10
大夕張炭山

昭和35年3月21日 千年町駅運賃設定

清水沢 10 20 40 40 40 50
遠幌 10 30 30 20 30
南大夕張 20 20 20 30
明石町 10 10 10
千年町 10 10
大夕張 10
大夕張炭山

昭和37年6月1日 シューパロ湖駅社線内旅客取扱開始

清水沢 10 20 30 40 40 40 50
遠幌 10 20 30 30 30 40
南大夕張 10 20 20 20 30
シューパロ湖 10 10 20 20
明石町 10 10 10
千年町 10 10
大夕張 10
大夕張炭山

昭和38年12月25日 運賃改正 賃率3円 10円未満の端数は10円に切上げ

清水沢 20 30 40 50 50 50 60
遠幌 20 30 30 40 40 50
南大夕張 10 20 30 30 30
シューパロ湖 20 20 20 30
明石町 10 10 20
千年町 10 10
大夕張 10
大夕張炭山

(第4編 第2章終り 目次へ戻る)


第3章 連絡運輸範囲

 昭和16年12月1日 旅客連絡運輸取扱開始
   国鉄線  東海道線 東京、横浜、名古屋、大阪、神戸
          東北線  東北本線各駅、日立、陸中花輪、八戸、
                陸中夏井、久慈
          奥羽線  奥羽本線、能代、羽後四ッ屋、羽後長野
          羽越線  温海
          北海道線 各駅
  国鉄線を経由し社線と次の鉄道線間
    国鉄線清水沢・鹿ノ谷間経由三菱鉱業株式会社線各駅と夕張鉄道線
    各駅間。

 昭和24年1月20日 三井芦別鉄道と連絡運輸取扱開始
    国鉄線を経由し社線と次の鉄道線間。
    国鉄清水沢・芦別間経由三菱石炭鉱業株式会社線大夕張駅と三井
   芦別鉄道線各駅間

 昭和31年6月1日 連絡運輸に美唄鉄道と併合次を追加
    国鉄線  東海道線 静岡、三ノ宮
          北陸線  富山
          東北線  大湊
          奥羽線  各駅
          信越線  新潟
 昭和34年5月15日 夕鉄通過連絡運転取扱開始
    国鉄線清水沢・鹿の谷間及び夕張鉄道線,鹿ノ谷,野幌間を経由し,
   函館本線小樽・江別間各駅と三菱鉱業株式会社鉄道線各駅間。


 現行連絡運輸範囲
(1)国鉄線 東海道線 東京,横浜,静岡,名古屋,京都
                大阪,三ノ宮,神戸
        北陸線  富山
        東北線  東北本線各駅,日立,陸中花輪,八戸
              陸中夏井,久慈,大湊
        奥羽線  各駅
        羽越線  温海
        信越線  新潟
        北海道線 各駅
(2)国鉄線清水沢・鹿ノ谷間及び夕張鉄道線鹿ノ谷・野幌間を
  経由し,函館本線小樽・江別間各駅と社大夕張鉄道各駅間
(3)国鉄石狩線雨竜市街駅と社美唄鉄道線各駅間
(4)国鉄線を経由し社線と次の鉄道区間
  国鉄線美唄・栗山間経由社美唄鉄道線各駅と夕張鉄道線各駅間
  国鉄線美唄・登別間経由社美唄鉄道船各駅と道南バス登別温泉
  線登別温泉駅間
  国鉄線美唄・芦別間経由社美唄鉄道各駅と三井芦別鉄道線各駅間
  国鉄線清水沢・鹿ノ谷間経由社大夕張鉄道線各駅と夕張鉄道線各駅間
  国鉄線清水沢・芦別間経由社大夕張鉄道線大夕張駅と三井芦別鉄道線各駅間

(第4編 第3章終り 目次へ戻る)


第5章 石炭運賃

   大夕張炭山〜清水沢間1屯当り石炭賃率
昭和14年4月20日 開業当時併算制施行 7級 18粁 50銭
         最低運賃の関係により59銭の実施を得る
昭和17年4月1日 戦時輸送通算制施行のため減収となり実収55銭
         但し昭和19〜20年頃一括割賦を使用したため扇町
         及び隅田川駅着長距離輸送により70銭〜90銭の実
         収を得(最高月屯当り1円20銭)
昭和21年3月1日 運賃値上               1円60銭
昭和21年4月1日 大貨物営業粁10割増設定    35粁  2円50銭
昭和22年3月1日 石炭賃率設定             2円80銭
昭和22年7月6日 運賃値上げ石炭賃率廃止        18円50銭
昭和23年7月10日 併算制復帰               66円
昭和23年9月1日 取引高税実施に伴い大貨物営業粁11割とせるも
         賃率に変化なし       36粁    66円
昭和25年1月1日 運賃値上げ取引高税廃止に伴い大貨物営業粁廃止
         実粁とす          18粁    81円
昭和26年11月1日 運賃値上                106円
昭和27年3月1日 大貨物営業粁10割設定     35粁   157円
昭和28年2月1日 運賃値上                182円
昭和32年4月1日 運賃値上                211円
昭和35年7月1日 等級引下            6級   211円
昭和36年4月6日 運賃値上                243円
昭和37年3月30日 国鉄運賃延納取引実施      100分の6.5
昭和37年11月1日 石炭運賃通算制施行      社線実収約215円

(第4編 第5章終り 目次へ戻る)


第6章 沿線炭鉱

年度
北菱香取坑 黒江(微粉炭) 南部炭 北菱遠幌砿 北夕炭砿 北菱鹿島炭砿
  32.2送炭開始 29.11送炭開始 24.6送炭開始 23.1送炭開始 24.9送炭開始 28.3送炭開始  
  37.2送炭終了   30.3送炭終了 29.11送炭終了      
22       2,010     2,010
23       23,455     23,455
24     1,355 41,345 6,107   48,807
25     4,608 36,989 30,773   72,370
26     13,158 27,943 42,710   83,811
27     14,323 17,372 42,561 360 74,616
28     19,239 10,679 41,403 16,559 87,880
29   947 15,415 4,304 35,476 22,693 78,835
30   7,677     38,031 26,079 71,787
31 1,296 2,516     43,986 42,832 90,630
32 14,505 1,544     39,508 62,177 117,734
33 9,931 1,455     11,282 69,823 92,491
34 11,770 2,306     35,153 72,431 12,660
35 16,093 2,974     50,334 89,429 158,830
36 11,126 1,999     62,590 108,549 184,264
37   2,308     61,852 147,715 211,875
64,721 23,726 68,098 164,097 541,766 658,647 1,521,055


 日本通運株式会社
  昭和19年11月1日 追分支店と後払契約締結月佛とす
  昭和34年6月1日 札幌総括主管支店と契約更新(追分支店廃止)

 北海道炭砿汽船株式会社夕張砿業所遠幌砿
   昭和21年7月16日 遠幌駅構内拡張工事協定締結
   昭和23年1月   岐線完成 740.66M 送炭開始
   昭和23年4月1日 岐線作業協定締結、料金後佛の月佛とす
            岐線料は屯13円、運転料は粁42円
   昭和23年5月24日 住宅6戸(最小78坪)竣工後乙の所有と
            する旨締結
   昭和23年9月18日 駅本屋40坪、附属建物6坪及び社宅完成
            乙の所有とする引渡書交換
   昭和24年9月16日 運賃料金後佛契約締結 旬佛とす
   昭和25年4月1日 全上 1ヶ月毎の旬佛概算で月精算に改定
   昭和29年11月   送炭終了
   
 夕張炭砿株式会社北夕砿業所
  昭和24年9月   岐線完成 5K388M地点 現在延長 518M200
  昭和24年9月16日 送炭開始
  昭和24年10月26日 札幌鉱山株式会社北夕砿業所と作業協定及び
           後佛契約締結 旬佛とす
           岐線料は屯20円 運転料は370円
  昭和27年3月1日 夕張炭砿株式会社北夕砿業所と社名変更
  昭和28年12月1日 後佛契約改正 月佛とす
  昭和29年7月13日 買付炭代と運賃相殺
  昭和31年4月1日 後佛契約改正 半月佛とす
  昭和35年5月   閉山問題発生
  昭和33年10月1日 後佛契約解除 現佛とす
  昭和33年10月7日 拓銀佛出の小切手を認む
  昭和38年9月1日 後佛再契約 半月佛とす

 北菱産業株式会社
  昭和28年3月   岐線完成 5K238M地点 現在延長526M200
  昭和28年3月   鹿島炭砿送炭開始
  昭和28年4月1日 後佛契約締結 月佛とす
            岐線料は屯20円 運転料は粁370円
  昭和32年2月   香取坑、大夕張炭山駅終点より送炭開始
  昭和37年2月   全上 送炭終了

 大夕張産業株式会社
  昭和28年6月1日 後佛契約締結 月佛とす
  昭和28年10月1日 北菱建設工業株式会社大夕張作業所と社名変更

 鹿島通運株式会社
  昭和28年11月1日 後佛契約締結 月佛とす
  
 中島鉱業株式会社
  昭和28年7月20日 後佛契約締結 月佛とす
  昭和30年10月1日 全上解除

 北宝建設株式会社
  自昭和34年8月1日   12M200M 移設工事資材運賃後佛契約
  至昭和34年12月31日           締結 月佛とす
   
  自昭和34年10月1日   明石沢・香椎沢間道路工事資材運賃後佛
  至昭和35年3月31日   契約締結 月佛とす

  自昭和34年12月1日   10K700M移設工事資材運賃後佛契約締結
  至昭和35年9月30日   月佛とす

  自昭和36年6月10日   道路工事資材運賃後佛契約締結 月佛とす
  至昭和36年10月30日  

 黒 江 昭 利
  昭和29年11月    送炭開始
  昭和30年4月1日  後佛契約締結 月佛とす

 大成建設株式会社
  自昭和32年4月1日   青葉隧道工事資材運賃後佛契約 月佛とす
  至昭和33年4月31日

  自昭和33年10月1日   南大夕張開発岐線工事資材運賃後佛契約
  至昭和34年3月31日   月佛とす

 井 出 組
  昭和34年8月1日   後佛契約 月佛とす

 藤 田 組
  自昭和35年3月19日   後佛契約 月佛とす
  至昭和35年8月31日

  自昭和36年6月10日   全上
  至昭和36年11月30日

 営 林 署(帝室林野局)

大夕張炭山 南大夕張 遠幌
岐線完成月日 昭10.6.30 昭14.11.20 昭15.9.1
現在岐線延長 773M740 1261M500 192M550
料 金 専用鉄道のため
岐線料運賃込み
計算行程1粁とし
岐線料1往復に付
1円50銭
回送料1粁に付
72銭
転てつ手人件費
年間1、100円
運転作業粁
年間3,100円


  昭和23年4月1日 上記3協定を合併契約
          岐線料は屯16円 運転料は粁42円
  昭和27年6月1日 料金改定
          岐線料は屯60円 運転料は370円

 朝日新聞北海道支社   昭和34年6月1日

 毎日新聞北海道発行所  昭和35年5月1日   後佛契約締結

 読売新聞北海道支社   昭和37年11月1日

(第4編 第6章終り 目次へ戻る)


第6編 バ ス 関 係  

 昭和25年3月30日 設立せる夕張乗合自動車株式会社(夕張バス)は、その後
路線を拡張しつゝあったが、昭和26年清水沢・南部間道路開通後昭和28年6月8日
より清水沢・南部間8粁、6往復の運行を開始、年毎運行回数を増加15往復に達せり。

 昭和31年9月16日 美鉄バスは大夕張地区山内(砿業所前〜明石町間及び中学校前間)
18往復の運行を開始、その後昭和36年5月1日名称を三菱鉱業バスと改称せり。
 
 昭和37年10月6日 清水沢・大夕張間道路開通し、翌7日より大夕張・夕張間急行
バスを三菱7往復、夕張バス8往復として運行開始。片道70分をもって本町地区に
達することを得たり。

 昭和38年5月5日 三菱、夕張両バス共従前の粁当り4円56銭の運賃を5円30銭に
引上の運賃改正の認可を得実施せり。

 昭和38年5月27日 三菱バスは予て申請中の一般貸切旅客自動車運送事業免許の
認可(札陸自認第618号)を受け、事業区域を夕張市とし6月5日より乗車定員59名
1両の貸切バス運行を開始せり。

 昭和38年10月1日 夕張バス解散。夕張鉄道に吸収合併せり。

 昭和38年12月25日 大夕張・夕張間急行バス運行区間に新たに北高前及び
炭砿病院前の2停留所を追加設置せり。

三菱バス常盤線 明石線営業粁程及び運賃表
上欄は営業粁程 下欄は運賃
昭和38年5月5日改正
中学校前
常盤町 0.2
10
暁橋 0.2 0.4
10 10
朝日荘前 0.7 0.9 1.1 明石町
10 10 10
劇場前 0.2 0.9 1.1 1.3 明石町駅前 0.2
10 10 10 10 10
千年町 0.2 0.4 1.1 1.3 1.5 1.4 1.6
10 10 10 10 10 10 10
宝 町 0.3 0.5 0.7 1.4 1.6 1.8 1.7 1.9
10 10 10 10 10 10 10 10
大夕張駅前 0.5 0.8 1 1.2 1.9 2.1 2.3 2.2 2.4
10 10 10 10 15 15 15 15 15
会館前 0.2 0.7 1 1.2 1.4 2.1 2.3 2.5 2.4 2.6
10 10 10 10 10 15 15 15 15 15
代々木町 0.4 0.6 1.1 1.4 1.6 1.8 2.5 2.7 2.9 2.8 3
10 10 10 10 10 10 15 15 15 15 15
病院前 0.4 0.8 1 1.5 1.8 2 2.2 2.9 3.1 3.3 3.2 3.4
10 10 10 15 15 15 15 20 20 20 20 20
砿業所前 0.3 0.7 1.1 1.3 1.8 2.1 2.3 2.5 3.2 3.4 3.6 3.5 3.7
10 10 10 10 15 15 15 15 20 20 20 20 20

(第6編終り 目次へ戻る)


第7編 参 考 表

1、 年度別出炭

年 度   南部炭     北部炭     合 計
明治40 15,918 15,918
   41 21,249 21,249
   42 21,839 21,839
   43 24,312 24,312
   44 53,658 53,658
   45 55,822 55,822
大正 2 77,363 77,363
    3 95,940 95,940
    4 90,503 90,503
     5 85,371 85,371
    6 99,150 99,150
    7 76,251 76,251
    8 96,094 96,094
    9 109,812 109,812
   10 105,524 105,524
   11 90,932 90,932
   12 85,357 85,357
   13 83,476 83,467
   14 80,878 80,878
   15 83,721 83,721
昭和 2 102,448 104,448
    3 115,321 4,102 119,423
    4 116,006 70,217 186,223
    5 54,251 212.555 266,806
    6 274,112 274,112
    7 317,700 317,700
    8 417,500 417,500
    9 423,350 423,350
   10 536,250 536,250
   11 590,000 590,000
   12 662,500 662,500
   13 724,000 724,000
   14 743,000 743,000
   15 736,000 736,000
   16 762,500 762,500
   17 690,500 690,500
   18 700,000 700,000
   19 738,000 738,000
   20 361,000 361,000
   21 315,700 315,700
   22 426,700 426,700
   23 1,015 382,785 383,800
   24 2,550 390,050 392,600
   25 6,530 419,970 426,500
   26 14,900 407,200 422,100
   27 15,938 363,162 379,100
   28 19,415 432,885 452,300
   29 26,685 480,915 507,600
   30 751 419,849 420,600
   31 552,000 552,000
   32 545,300 545,300
   33 446,700 446,700
   34 590,000 590,000
   35 650,800 650,800
   36 596,900 590,900
   37 544,000 544,000

   合 計 1,930,971 16,928,202 18,859,173



  2、 監督官庁

  明治 3年 3月     民部、大蔵省鉄道掛
     3年 7月17日  民部省鉄道掛
     3年10月20日  工部省鉄道掛
     4年 8月14日  工部省鉄道寮
    10年 1月11日  工部省鉄道局
    18年12月22日  内閣鉄道局
    23年 9月16日  内務省鉄道庁
    25年 7月21日  逓信省鉄道庁
    26年11月10日  逓信省鉄道局
    30年 8月18日  逓信省鉄道局  (内局)私鉄免許
               逓信省鉄道作業局(外局)官設鉄道作業
    40年 4月 1日  帝国鉄道庁(逓信大臣管理下)
    41年12月 5日  鉄道院(内閣総理大臣管理下)
  大正 9年 5月15日  鉄道省
  昭和18年11月 1日  運輸通信省
    20年 5月18日  運輸省
    24年 6月 1日  運輸省   (監督官庁)
               日本国有鉄道(公共企業体)

  6、 英単位換算表

   哩    鎖   碼    呎     粁    米
  マイル   チャイン  ヤード   フート  キロメートル メートル
1 80 1760 5.280 1.60931 1609.31
0.1250 1 22 66 0.02012 20.1164
 0.00057 0.04545 1 3 0.00091 0.91438
 0.00019 0.01515 0.33333 1 0.00030 0.30479
 0.62138 49.7106 1093.63 3280.89 1 1000
 0.00062 0.04971 1.09363 3.28089 0.00100 1

  哩 mile ( M )  1哩= 80鎖
   鎖 chain ( C )   1鎖= 100節
節 link( L)    1節=  10分
    分          1分= 1/10節

    听   英トン   米トン  佛トン  キログラム
  ポンド
1 0.00045 0.00050 0.00045 0.45359
2240 1 1.12000  1.01604 1016.04
2000 0.89286 1   0.90718 907.178
2204.62 0.98421 1.10230 1 1000
  2.20462 0.00098 0.00110 0.00100 1

(第7編 終り 目次へ戻る)


第8編 三菱大夕張鉄道年表

明治31        福山某、二股の試掘権を得、福山坑と称す

明治39年 1月18日  川崎繁実、清水沢〜二股間専用鉄道敷設免許申請提出
  39年 6月    京都合資会社設立、権利を譲り受け同時に馬鉄工事着手
  39年 8月 2日  専用鉄道敷設免許認可 鉄第884号
  39年10月    京都合資会社福山坑及び滝ノ沢坑開坑
鉄道国有法により北海道炭砿鉄道の清水沢駅等鉄道部門、
逓信省鉄道作業局に買収される

明治40年 4月 1日  逓信省鉄道作業局、逓信大臣管理下に帝国鉄道庁に昇格
  40年 7月    京都合資会社炭坑部門を分離独立させ夕張炭砿株式会社
         と称し錦坑を開坑
  40年 8月    馬鉄工事完成、石炭の積出開始

明治41年12月 5日  帝国鉄道庁、内閣総理大臣管理下に鉄道院と称す

明治42年 9月    夕張炭砿株式会社と社名改称

明治43年10月    専用鉄道道床工事、葡萄山隧道及び遠幌加別川橋梁工事完成

明治44年 5月    専用鉄道軌条敷設工事完成
  44年 6月 1日  鉄道院運転管理下に専用鉄道運転開始,二股駅と称するも
駅舎なし

明治45年 6月    三菱合資会社、大夕張炭砿に資本投入共同経営となる
若葉坑開坑
          若葉・滝ノ沢・二股間1.5哩エンドレス設置
  45年 7月    錦抗を廃止、滝ノ沢坑を縮小、主力を若葉坑に注ぐ

大正 5年 1月26日  三菱合資会社、大夕張炭砿を吸収すべく申請
   5年 2月17日  同上合併認可、監第309号
          炭坑部の美唄砿業所の大夕張炭砿となる

大正 7年 4月10日  三菱合資会社、炭坑部を分離独立させ三菱鉱業株式会社設立
   7年 6月14日  同上認可、監第1051号
労務係詰所を大夕張駅と称し、勘合証発行
   7年 7月    北部開発を計画、第1次案として北部・万字間鉄道調査
   7年 7月11日  南部コークス炉工事着手

大正 8年 8月    南部コークス炉完成
   8年      北部開発第2次案として通洞案立案

大正 9年 5月15日  鉄道院、鉄道省に昇格

大正10年      北部開発第3次案として遠幌・北部間測量開始

大正12年      北部開発第2次案を最良として測量開始せるも
         震災のため中止

大正15年      夕張鉄道、栗山・新夕張間開通
  15年 8月    北部開発の議再起、第2次案の通洞決定
  15年11月上旬  専用鉄道北部延長工事着手(第1期道床工事着工)  

昭和 2年 3月17日  専用鉄道北部延長工事申請
   2年 4月 8日  本店技術部沢田技師、はじめて工事予定線踏査
   2年 4月10日  大夕張砿直轄鉄道係設置、用度係事務所内に置く
   2年 5月上旬  専用鉄道延長工事担当者として沢田技師発令
   2年 5月22日  沢田技師着任
   2年 6月10日  大夕張砿業所独立、初代所長勝呉英氏
   2年 6月15日  専用鉄道北部延長工事認可、監第1494号
   2年 7月11日  北部開発鉄道係設置、鉄道係主任沢田技師発令
   2年 7月22日  帝室林野庁より工事承認を受く
   2年 8月12日  馬鉄工事予算7万余円にて大井、梅原組に決定
   2年 8月18日  鶯沢橋梁基礎工事着工
   2年 8月22日  吉野沢   〃
   2年 8月25日  香椎沢   〃
   2年 8月28日  旭沢    〃
   2年 8月31日  第1期道床工事完工
   2年 9月 1日  第2期道床工事及び馬鉄工事着工
   2年 9月 8日  竜田沢付近にて熊射殺
   2年 9月13日  五十鈴沢橋梁基礎工事着工
   2年 9月28日  竜田沢橋梁基礎工事着工
   2年10月 6日  通洞完通
   2年10月11日  五十鈴沢橋梁基礎工事完工
   2年10月12日  馬鉄工事完成
   2年10月14日  鶯沢橋梁基礎工事完工
   2年10月29日  吉野沢   〃
   2年10月30日  竜田沢   〃
   2年11月 2日  明石沢橋梁基礎工事着工
   2年11月 4日  第3期道床工事着工、沿線渓沢の名称を付す
   2年11月上旬  橋梁橋桁入荷始む
   2年11月22日  香椎沢橋梁基礎工事完工
   2年11月26日  明石沢   〃
   2年11月27日  旭沢    〃   

昭和 3年 2月初旬  橋梁橋桁到着完了し佐藤庄太郎により運搬開始
   3年 3月初旬  橋桁運搬完了
   3年 4月 1日  鶯沢、吉野沢橋梁架橋工事着工
   3年 4月 6日  五十鈴沢      〃
   3年 4月15日  香椎沢       〃
   3年 4月30日  鶯沢橋梁架橋工事完了
   3年 5月 1日  宝沢橋梁基礎工事着工
   3年 5月 3日  軌条敷設工事開始
   3年 5月 8日  旭沢橋梁架橋工事着工
   3年 5月    鉄道係事務所明石沢に移転
   3年 5月25日  明石沢橋梁架橋工事着工
   3年 6月 1日  軌条敷設工事6哩70鎖に到着し中継所設置
            3080蒸気機関車運転開始し物資運搬
   3年 6月15日  第2期道床工事完工
   3年 6月21日  竜田沢、宝沢橋梁架橋工事着工
   3年 6月25日  宝沢橋梁基礎工事完了
   3年 6月26日  吉野沢橋梁架橋工事完了
   3年 7月 8日  明石沢   〃
   3年 7月23日  第4期道床工事着工
            五十鈴沢橋梁架橋工事完了
   3年 7月26日  旭沢    〃
   3年 7月27日  香椎沢   〃
   3年 8月 2日  6哩70鎖より軌条敷設開始
   3年 8月13日  竜田沢、宝沢橋梁架橋工事完了
   3年 8月20日  香椎沢橋梁付近にて山火発生
   3年 8月下旬  軌条敷設9哩10鎖に到着、中継所移転
   3年 9月21日  第3期道床工事完工
   3年 9月下旬  軌条敷設大夕張駅付近に到着構内配線完了
   3年10月24日  9201蒸気機関車及び客車3両到着
   3年10月25日  第4期道床工事完工
   3年10月31日  9201蒸気機関車運転開始
   3年11月27日  軌条敷設通洞終点到着
            専用鉄道北部延長工事完工
   3年12月12日  客車1両連結運転
昭和 4年 1月22日  大夕張駅を南大夕張、北部を大夕張駅と改称新たに
             通洞駅を設定
    4年 2月 4日  客車2両連結運転
    4年 5月 7日  9237蒸気機関車及び貨車2両到着
    4年 5月 8日  北部送炭開始
    4年 5月11〜12日 専用鉄道延長工事監査
    4年 5月15日  運転開始認可
    4年 5月30日  清水沢・南大夕張間鉄道院運転管理解除
    4年 6月 1日  清水沢・通洞間専用鉄道として自営運転開始
    4年 8月     清水沢及び通洞駅構内に転車台設置
    4年10月    北部事務所落成、鉄道係事務所移転

昭和 5年 7月中旬  青葉峠落石覆工事着工
   5年 8月26日   鉄道係沢田主任本店技術部に転任
   5年 9月 5日   鉄道係廃止、工作係に合併
   5年11月下旬  青葉峠落石覆完工
昭和 6年 8月     鉄道用地52余町歩借地

昭和 7年 4月 1日  石炭トン数英トンを佛トンに改正
   7年      夕張鉄道栗山・野幌間開通
   7年 7月 7日  南大夕張駅構内入換線完成
   7年 9月    宝沢道路工事着工
   7年10月20日  清水沢出張所を移築、駅業務を兼ね執務取扱開始
昭和 8年 1月21日  宝沢道路工事完了
   8年 4月下旬  北部選炭場工事着工
   8年 8月 8日  香椎沢橋梁橋脚流出
   8年 8月30日  同上復旧工事完了
   8年 8月31日  同上列車運転開始
   8年10月16日  葡萄山隧道付近線路改良工事着手
   8年11月26日  北部選炭場工事落成
昭和 9年 4月 7日  葡萄山隧道崩落
   9年 4月17日  同上仮工事完成、列車運転
   9年 5月    北部コークス炉造営開始
   9年 7月上旬  御料森林軌道工事着工
   9年 7月30日  通洞駅構内御料岐線工事着手
    9年 9月    北部コークス炉40基完成
   9年 9月15日  葡萄山付近外線工事完了
   9年10月 1日  哩程を粁程に改正
   9年10月    遠幌加別川橋梁橋脚亀裂発見架替工事着工
昭和10年 1月18日  遠幌加別川橋梁架替工事完成
   10年1月22〜24日 吹雪のため運休
   10年 4月25日  遠幌加別川橋梁残工事着手
   10年 5月19日  同上落成、列車運転開始
   10年 6月30日  通洞駅構内御料岐線落成
   10年 7月 2日  同上使用開始
              青葉峠落石覆増設工事着手
   10年 8月     北部コークス炉製造開始
   10年 9月24日  青葉峠落石覆増設工事完工
   10年10月23日  葡萄山外線付近外線改良工事完了
昭和11年 7月     木製ラッセル車(キ28)入線
昭和12年 7月21日  専用鉄道を地方鉄道に改組申請
   12年 8月12日  9603蒸気機関車入線
   12年10月     客車ナハ1入線
昭和13年10月20日  地方鉄道認可 監第7802号
              通洞駅を大夕張炭山と改称
昭和17年 6月 1日  遠幌加別駅 駅舎新設
   17年 8月 1日  遠幌加別駅を遠幌駅と改称、社線内乗降客を取扱うも
               乗車券を発売せず
昭和18年 4月 1日  夕張市、市制施行
  18年10月 1日  遠幌駅車取扱貨物連絡運輸実施
             社線内乗車券の発売開始
   18年11月 1日  鉄道省、運輸通信省となる
昭和19年 3月 1日  社線旅客運賃改正 旅客賃率1銭6厘、大夕張・清水沢間26銭
   19年 3月     大夕張砿業所大採炭、出炭記録5618函
   19年 4月 1日  省線旅客運賃改正 粁当賃率2銭5厘
              社線   〃   旅客賃率2銭5厘
             大夕張・清水沢間40銭
   19年 8月25日  省線と清水沢駅乗入協定締結、工事着手
  19年 9月30日  宝沢盛土完成、新線切換運転開始
   19年11月     日本通運と運賃後佛契約締結
             尺別よりC1101蒸気機関車転属入線
昭和20年 4月 1日  省線運賃改正 粁当賃率3銭
              社線   〃 旅客賃率3銭
              大夕張・清水沢間50銭
  20年 5月 6日   農場前臨時乗降場設置
   20年 5月18日  運輸通信省、運輸省となる
   20年 8月15日  終戦
  20年 9月 1日  鉄道課設置、資材倉庫に事務所を置く
             初代鉄道課長 宇賀村進
  20年11月     大夕張炭砿労働組合発足
   20年12月20日  大夕張鉄道交通従業員労働組合発足
昭和21年 2月 1日   第2農場前臨時乗降場設置
             農場前臨時乗降場を第1農場前臨時乗降場と改称
   21年 3月 1日   省線旅客運賃改正 粁当賃率7銭5厘
             貨物運賃改正 石炭賃率18粁1円60銭
  21年3月14〜18日 雪害のため運休
  21年 4月 1日   社線旅客運賃改正 旅客賃率9銭 
              大夕張・清水沢間1円50銭
  21年 6月20日   2代鉄道課長 本間昌吉
  21年 7月 1日   大貨物営業粁程10割増設定
             石炭賃率35粁2円50銭
  21年 7月16日  北炭と遠幌駅構内拡張工事協定締結
昭和21年 8月     渡島海岸鉄道より客車ハ1譲受入線
昭和22年 1月     清水沢駅乗入工事完了
  22年1月16日   清水沢駅乗入、清水沢駅を共同使用駅とし新清水沢駅を廃止
   22年 3月 1日   省線旅客運賃改正 粁当賃率9銭5厘
             石炭特定賃率設定 35粁2円80銭
              乗入により社線内営業粁程及び旅客運賃改正
   22年 4月 1日   社線旅客運賃改正
             旅客賃率12銭 大夕張・清水沢駅間2円
   22年 4月21日   同上連絡運輸に適用
  22年 4月      栄町岐線延長120米敷設
  22年 5月 1日   新制中学校設置
  22年 7月 6日   石炭特定賃率廃止
             貨物運賃改正 石炭賃率35粁18円50銭
  22年 7月 7日   省線旅客運賃改正 粁当賃率35銭
             社線  〃    旅客賃率54銭
             大夕張・清水沢間8円50銭
   22年 8月      南部開発踏査開始 
   22年 9月16日  10粁850、暗渠流失、列車顛覆事故
   22年 9月18日  同上復旧工事完了
   22年12月     南部錦抗開坑着手、9604号蒸気機関車入線
   22年12月15日  鉄道課事務所及び大夕張炭山駅々舎新築
昭和23年 1月    遠幌駅構内北炭岐線完成、北炭遠幌砿送炭開始
   23年 3月 7日  大夕張駅構内に於て下り列車側線進入脱線事故
   23年 4月 1日  営林署駅別契約統合岐線料16円、運転料42円
             従業員待遇乗車券制度制定
             北炭遠幌砿協定締結、料金後佛契約
   23年 5月19日  社線旅客運賃改正
             旅客賃率94銭5厘 大夕張・清水沢間15円

   23年 5月23日  大夕張鉄道交通従業員労働組合、大夕張炭鉱労働組合に合併
   23年 5月24日  北炭と遠幌駅舎及び社宅等の協定締結
   23年 6月18日  同上の提供を受け当所の所有とす
   23年 6月26日  遠幌駅一般連絡運輸申請
   23年 7月10日  車扱貨物へ遺産制度復帰
             石炭賃率35粁66円
   23年 7月18日  省線旅客運賃改正 粁当賃率90銭
             社線   〃   旅客賃率1円90銭 大夕張・清水沢間30円
   23年 8月 5日  北炭遠幌砿通洞坑完成
   23年 9月 1日  取引高税実施に伴い大貨物営業粁程11割増
             石炭賃率36粁66円据置
   23年 9月    客車ナハ2入線
   23年12月    南部送炭開始

昭和24年 1月11日  遠幌駅一般連絡運輸開始
   24年 1月20日  三井芦別鉄道と連絡運輸取扱開始
   24年 1月25日  遠幌小学校開校
   24年 5月 1日  省線旅客運賃改正 粁当賃率1円45銭
   24年 6月 1日  運輸省より現業部門分離日本国有鉄道となる
   24年 9月16日  北夕岐線完成 送炭開始
             北炭遠幌砿後佛契約締結旬佛とす
   24年10月 7日  大夕張炭山駅構内流雪溝設置
   24年10月26日  北夕作業協定及後佛契約締結旬佛とす
   24年12月22日  鹿島中学校落成
昭和25年 1月 1日   貨物運賃改正、特定社線通算制採用
              取引高税廃止に伴い大貨物粁程廃止、実粁となる
              石炭賃率18粁81円
  25年 3月30日   夕張乗合自動車株式会社設立(4月1日夕張〜若菜開通)
  25年 4月 1日    北炭遠幌砿後払契約改定
              旬概算払月末精算
   25年 5月12日   社線旅客運賃改正 旅客賃率2円
              大夕張・清水沢間30円
  25年 6月      9605号機関車入線
  25年11月 1日   明石町、千年町駅開業
              第2農場前臨時乗降場を農場前臨時乗降場と改称
  25年12月      大夕張駅改築落成
昭和26年 2月10日  鹿島東小学校落成
   26年 6月      客車ホハ1、2入線
  26年         清水沢・南部間道路完成
  26年11月 1日   国鉄旅客運賃改正
              粁当賃率1円85銭 社線旅客運賃端数処理改正
              貨物運賃改正 石炭賃率18粁106円
  26年12月25日   夕張南高落成
昭和27年 3月 1日  社線旅客運賃改正 旅客賃率2円50銭
             大夕張・清水沢間40円 大貨物賃率35粁157円
             札幌鉱山株式会社北夕鉱業所、 夕張炭砿株式会社北夕鉱業所と改称
  27年 3月15日  千年町駅連絡乗車券発売
  27年 4月 1日   小口貨物日本通運に一元請負 車両料10万円
  27年 5月 1日   大夕張炭山駅小口扱貨物取扱廃止
  27年 6月 1日   営林署料金改定 岐線料60円 運転料370円
  27年 7月 1日   夕鉄バス開通(夕張〜栗山間)
  27年 7月     二股ダム測量開始
  27年 7月11日  北菱鹿島炭砿岐線設置
  27年 7月29日  南部120屯ポケット設置
  27年 8月13日  第3列車1粁付近於て客車車軸折損
  27年 8月13日〜12月17日  炭労63日ストライキ
  27年11月 1日  小口扱一元請負契約改定 車両料38%
  27年11月25日  第3代鉄道課長 松谷 逸郎
  27年12月12日  北菱鹿島炭砿ポケット新築
昭和28年 1月15日  国鉄旅客運賃改正 粁当賃率2円10銭
  28年 2月 1日  貨物運賃値上 石炭賃率35粁182円
  28年 2月22日  遠幌小学校落成
  28年 3月     客車オハ1入線 北菱鹿島炭砿送炭開始
  28年 3月15日  普通定期乗車券制度制定
  28年 4月 1日   北菱産業後払契約締結 月払とす
             小口扱一元請負契約改定 車両料37%
  28年 5月11日  明石町駅一般連絡運輸開始
  28年 6月 1日  大夕張産業株式会社後払契約締結
  28年 6月 8日   夕張バス 清水沢・南部間6往復運行開始
  28年 7月20日  中島工業株式会社後払契約締結
  28年 8月 8日   竜田沢橋梁橋脚亀裂発見
  28年 9月28日   機関車石油併燃装置炎上(清水沢駅構内)
  28年10月26日   鉄道課事務所及び大夕張炭山駅、旧営繕課跡に仮転居
  28年11月      鹿島通運株式会社設立 後払契約締結
  28年12月 1日   北夕後払契約改訂 月払とす
  28年12月16日   鉄道課事務所及び大夕張炭山駅現在地に移転
  28年12月25日   大夕張炭山駅 旅客荷物社線内取扱開始
  28年12月      竜田沢盛土工事 中島工業請負決定

昭和29年 1月29日  大夕張駅売店開業
  29年 4月 1日  小口扱一元請負契約改訂 鹿島通運車両料55%で落札
            日本通運辞退
  29年 5月 竜田沢盛土工事着手
  29年 5月27日 旭川電気軌道よりセキ車2両譲渡入線
  29年 7月 2日 夕張南高道立移管
  29年 7月13日 北夕後払運賃買付炭と相殺契約
  29年 8月 客車オハ2入線
  29年11月 北炭遠幌砿送炭終了
         黒江微粉炭送炭開始
  29年11月27日 竜田沢埋立完了新線切換

昭和30年 3月 南部送炭終了
  30年 二股ダム建設に伴う大夕張鉄道移設接渉開始
  30年10月 1日 中島工業後払契約解除
  30年11月 5日 竜田沢、明石町寄山側切土工事完了新線切換
  30年12月29日 北炭遠幌砿ポケット撤去

昭和31年 2月10日 貨物運賃通算制申請提出
  31年 4月 1日 小口扱一元請負契約改訂、作業掛金屯当332円
           北夕後払契約改訂半月払とす
  31年 4月 2日 清水沢駅改築落成
  31年 6月 1日 連絡運輸に於て美唄鉄道と併合
  31年 8月14日 川端・紅葉山間道路開通
  31年 9月16日 美唄バス 明石線及び常盤線18往復運行開始
  31年 二股ダム水路仮〆切工事終了
      ダム本体下部掘削工事開始
  31年11月15日 大夕張炭山駅待合室増築落成

昭和32年 1月16日 国鉄機構改正、支社制度実施
  32年 2月 1日 農場前臨時乗降場廃止
  32年 2月19日 北菱香取坑送炭開始
  32年 3月 7日 同上ポケット設置
  32年 3月29日 国鉄電話設置
  32年 4月 1日 貨物運賃値上 石炭賃率35粁211円
  32年 4月26日 青葉隧道工事開発局と協定成立
  32年 5月 7日 同上工事着手
  32年 6月 8日 モーターカー入線
  32年 二股ダム工事 コンクリートミキサー及びクレーン
      等機械設置
  32年 7月27日 油戸より緩急車入線
  32年10月18日 雪害により電柱倒壊列車運休
  32年11月 2日 明石町駅スプリングポイント設置
  32年12月10日 青葉隧道工事完成新線切換
  32年12月11日 同上列車運転開始

昭和33年 1月 1日 5代鉄道課長 大関健二
  33年 1月15日 大夕張炭山駅構内で石沢英治轢死事故
  33年 5月 2日 北夕閉山問題発生
  33年 5月29日 メタノール岐線設置試運転完了
  33年 7月17日 陸運局会計監査
  33年 8月 遠幌加別川道路橋竣工
  33年10月 1日 北夕後払契約解除 現払扱とす
  33年10月 7日 同上拓銀小切手を認む
  33年11月11日 芦別専用鉄道に客車ホハ2廻送
  33年11月 南大夕張駅構内に開発岐線設置
  33年11月27日 大夕張駅甲種特設電話設置
  33年12月 1日 中尾昇二鉄道教習所入所
  
昭和34年 1月 10粁700工事北宝建設に落札
  34年 3月 2日 中尾昇二鉄道教習所終了
  34年 3月 客車ナハ5入線
  34年 4月 美唄鉄道より9615号蒸気機関車借入
  34年 5月 1日 鉄道移設工事担当者として所長付坂本友吉新任
  34年 5月15日 夕鉄通過連絡乗車券発売開始
  34年 6月 1日 朝日新聞後払契約締結
          日本通運後払契約改訂
  34年 6月 香椎沢埋立工事北宝建設指名入札
  34年 二股ダム本えん堤コンクリート打設開始及び二股発
      電所工事開始
      開拓橋完成
  34年 7月 香椎沢工事着工
      メタノール工場試運転開始
  34年 7月12日 PTA研修会で国鉄客車乗入
  34年 8月29日 私有貨車タキ入線開始
  34年 9月 名取沢開渠変更工事完了
  34年10月 2日 南大夕張構内で今川五郎傷害事故
  34年10月30日 夕張昭和通り舗装完成
  34年11月 9日 石勝線建設線として決定
  34年11月10日 香椎沢工事完成
  34年11月11日 同上新線切換列車運転
  34年11月 吉野沢隧道工事藤田組に落札
  34年11月21日 岩倉組五十鈴沢工事着工
  34年11月29日 9615号蒸気機関車美唄鉄道に返戻
  34年12月 1日 千年町駅誤扱に関し陸運局より示唆
  34年12月 メタノール工場製造開始

昭和35年 1月 1日 大夕張駅売店大友二葉に名儀変更
  35年 1月14日 私有車タキ14両入線完了
  35年 1月15日 10粁700及び吉野沢工事着工
  35年 1月19日 クレペリン適性検査施行
  35年 1月27日 メタノール輸送開始
  35年 2月26日 各駅現金収入直接経理課に納入
  35年 3月21日 千年町駅運賃設定正式取扱
  35年 4月 3日 芦別専用鉄道よりセ号車借入入線
  35年 4月 美唄鉄道より9615号蒸気機関車借入
  35年 5月 1日 毎日新聞後払契約締結
  35年 6月15日 6代鉄道課長 大和哲男 工作副長が兼務
  35年 7月 1日 国鉄旅客運賃改正 粁当賃率 2円40銭
           貨物運賃改正 等級引上げ 石炭等級6級となるも
           35粁211円据置
  35年 7月19日 小児麻痺発生のため自衛隊来山消毒施行
  35年 8月15日 7代鉄道課長 成田 茂
  35年 鹿島高校校舎落成
     二股ダム本えん堤打設完了
  35年10月 五十鈴沢工事完工
  35年11月 5日 10粁700工事完成新線切換
           五十鈴沢線路移設
  35年11月 6日 同上列車運転
  35年11月 9615号蒸気機関車美唄鉄道に返戻
  35年12月 1日 遠幌駅電灯料金北炭夕張砿業所に支払
  35年12月 3日 午前8時 二股ダム湛水開始
  35年12月 5日 国鉄夕張線管理長室制定
  35年12月 7日 吉野沢隧道完成 新線切換
  35年12月22日 二股発電所運転開始
  35年12月30日 吉野沢橋梁撤去

昭和36年 1月14日  国鉄準急夕張運転開始
  36年 2月 1日  社線各駅より準急券発売開始
  36年 3月 9粁300切土工事着手
         開拓橋を白銀橋と改称
  36年 4月 1日  夕張工業高校道立移管
  36年 4月 6日  国鉄旅客運賃改正 粁当賃率2円75銭
         貨物運賃改正35粁243円 石炭賃率35粁243円
  36年 4月 9日  9粁300工事完了新線切換
  36年 4月    葡萄山隧道閉鎖工事完了
  36年 4月28日  3粁付近機関車飛火で山林火災発生
  36年 5月 1日  美鉄バス、三菱鉱業バスと改称
  36年 5月 3日  9粁付近タンク車脱線
  36年 6月 1日  千年町駅売店開業
  36年 6月 3日  夕張バス、清水沢駅前より札幌急行運行開始
  36年 二股ダムえん堤高欄取付 機械設備撤去
  36年 6月27日 南大夕張、明石町駅観光記念スタンプ備付
  36年 7月 1日  石炭運賃延納取扱実施(除 社線発)
  36年 7月 3日  明石町駅乗降場に観光案内標建植
  36年 8月    えん堤管理事務所新設工事着工
  36年 9月25日  夕張観光株式会社発起人会 総代大夕張砿業所
  36年10月 1日  連絡小口扱貨物貨車直通開始
  36年10月14日  三菱バス 夕張岳線路線踏査
  36年11月25日  夕張観光株式会社設立総会
  36年11月27日  同上登記完了
  36年12月 4日  旧青葉峠落雪覆取りこわし開始
  36年12月21日  社線着代金引換小荷物の取扱開始
  36年12月22日  二股ダム湖水名をシューパロ湖と決定

昭和37年 1月11日  準急夕張DC社線乗入本店経伺
  37年 2月10日  シューパロ湖道立自然公園に指定
  37年 2月21日  北菱香取坑送炭終了 
  37年 3月15日  シューパロ湖駅起業申立
  37年 3月30日  石炭運賃延納
  37年 4月 1日  鹿島高校全日制開校
             鉄道労災保険料改正
  37年 4月 7日  8粁400陥没
  37年 4月18日  9粁300線路旧道床に移設
  37年 5月 1日  第1種急行券発売開始
  37年 5月    えん堤管理事務所落成
            南部開発岐線撤去
  37年 5月18日  運輸大臣宛シューパロ湖駅新設実施届提出
  37年 6月 1日  シューパロ湖駅開業
  37年 6月 8日  北菱香取坑ポケット撤去
  37年 6月10日  湖畔亭開業
  37年 6月17日  観光会社現金鉄道で輸送開始
  37年 7月 1日  車両料金美唄鉄道と一括計算
  37年 7月 4日  陸運局運転監査
  37年 9月 1日  第2種急行券発売開始
  37年 9月26日  9237号蒸気機関車 芦別専用鉄道に譲渡
  37年10月 6日  鹿島道路開通
  37年10月 7日  夕張急行バス運行開始
  37年10月11日  芦別専用鉄道より9606号蒸気機関車入線
  37年10月    9粁付近工事終了をもって移設工事完了
  37年10月27日  社発石炭運賃通算制申請
  37年10月31日  同上認可監第1072号
  37年11月 1日  同上実施 石炭賃率実収約215円
             読売新聞後払契約締結
  37年12月 2日  明石町駅小口貨物及び荷物配達作業廃止
  
昭和38年 1月23日  9201号蒸気機関車芦別専用鉄道に譲渡
  38年 1月30日  芦別専用鉄道より9607号蒸気機関車入線
  38年 3月31日  苫小牧港完成により送炭開始
  38年 5月 1日  遠幌駅売店開業
  38年 5月 5日  バス運賃改正
  38年 5月21日  シューパロ湖駅一時限り連絡運輸申請
  38年 5月27日  貸切バス認可
  38年 5月29日  大夕張駅待合室公衆電話設置
  38年 6月 5日  貸切バス実施
  38年 6月10日  シューパロ湖駅一時限り連絡運輸実施
  38年 7月 5日  山史編集委員会発足
  38年 7月13日  社線旅客運賃変更認可申請
  38年 8月 9日  遠幌駅売店休業
  38年 8月28日  夕張バス 清水沢からの札幌急行3往復に増加
  38年 8月30日  社線旅客運賃変更申請修正書提出
  38年 8月〜9月 老朽車両(ハ3、4外貨車3両)廃車
  38年 9月 1日  大夕張炭山保線業務請負 北夕後払契約締結
  38年 9月30日  遠幌駅売店廃業
  38年10月 1日  大夕張産業、北菱建設工業株式会社と改称
             夕張バス 夕張鉄道に合併
  38年10月14日  通勤列車を廃止し自家用バス運行開始
  38年10月27日  小学校通り踏切遮断機使用開始
  38年10月31日  シューパロ湖駅一時限り連絡運輸終了
  38年11月11日  千年町駅業務委託
  38年12月16日  旅客運賃変更認可 鉄監第1218号
  38年12月25日  社線旅客運賃改正実施 旅客賃率3円
         大夕張・清水沢間50円
         夕張急行バス 北高前及び炭砿病院前に停留所追加新設

                     

>>>目次へもどる    >>>ふるさと大夕張へ


 この車両編は、山史の本文中で車両記述を転記したものです。
 本文中では主に写真が貼ってあったと思われるスペースに、
上記文が併記されていましたが、写真のない文中では読みやすさを
考慮させて頂きまして、別記としました。 

山史追補版 車両編その1


7214号蒸気機関車

  形式7200 1C形テンダ機関車
  旧所属    鉄道院
  使用初年   明治23年
  製造所    Baldwin Locomotive.co (米)
   缶中心を低くして安定性を持たせるためか、火室が極端に下げられ 
  ている。その関係で第2、第3動輪間がかなり長いのが本機の特徴で
  ある。



大型鉄製車(オテセ)

   オテセの形式。両数及び製造年は次の通りであり、当時としては明
  治44年製の11000形式が入線したものと想像される。
       形 式      両 数      製 造 年
        1         1      明治36年
      10500     300      大正14〜15年
      11000     125      明治44年
      11000     400      大正2年


3080号蒸気機関車

   形式3080 1C1形タンク機関車
   旧所属  鉄道作業局
   使用初年 明治20年
   製造所  Nasmyth Wilson & Co (英)
   英国製の1C1タンクは他の形式に比してその数は少なく総数22形式中
  我国に3形式よりない。


9200 1D形テンダ機関車

   形式9200
   製造年  明治39年(1905年)
   製造所  Baldwin Locomotive.co (米)
   9201、 9237号共に昭和37年末三菱芦別専用鉄道に譲渡されるまで
  34個年に亘り当鉄道に於て活躍せり


客車ハ2、3、4

   形式ハ10形
   製造年  明治40年
   製造所  帝国鉄道庁新橋工場
   自重   8.59t 定員 22人
   最大寸法 長サ  7,912mm
        高サ  3,339mm
        巾   2,502mm
   ハ2 旧国鉄フハ3391
      昭和16年6月苗穂工機部に於て2等車に改造来客用とせるも
      昭和26年12月旧に復レ、昭和35年三菱茶志内専用線に通学生用として
     譲渡す
   ハ3 旧国鉄フハ3392
   ハ4 旧国鉄フハ3399
      昭和38年8月鹿島道路開通に伴い鉄道旅客減少せしため廃車するまで
     35年間に亘り当鉄道に於て使用さる 


キ28

   形式 キ1 番号28
   製造所  鉄道院札幌工場
   製造年  大正元年
   自重   20、3屯
   鉄道院ユキ50を28に改め、後胆振縦貫鉄道に譲渡後、昭和19年7月
  国鉄買収により、国鉄キ87となるも昭和28年10月廃車となる。 


9603及び9604号蒸気機関車

   形式 9600 1D形過熱テンダ機関車
   製造所  日立製作所
   製造年  9603 昭和12年8月
   9604  昭和16年1月
   本形式の特徴は火室面積を得るため動輪上に火室を置いたので缶中心が
  非常に高いことである。
   尚、本機は国鉄の9600形式より重く、バック運転しやすいように
  特注の炭水車を備えている。


C11蒸気機関車

   形式   C11 1C形過熱タンク機関車
   製造所  日本車両
   製造年  昭和19年7月


客車 ハ1 半鋼製2軸客車

   製造所  岩崎レール商会
   製造年  昭和2年2月
   自重   11.37t 定員 64人
   最大寸法 長サ  9,156mm
        高サ  3,640mm
        巾   2,648mm


ナハ2 半鋼製2軸ボギー客車

   製造年 大正9年
   製造所 日本車両
   自重  23.5屯
   定員  134人
   最大寸法   長さ 17016mm
          高さ 3886
          巾  2840


9600 1D形過熱テンダ機関車

   形式9600
   製造年 大正9年3月
   製造所 川崎造船兵庫工場
    鉄道院において9550及び9580の2形式を改良し本形式を制作したもので
   試作の前2形式を改良し本形式を製作したもので、試作の2形式よりも
   はるかに強力な機関車となった。8620形と共に大正時代の代表的貨物列車
   用機関車である。


ホハ1 木製2軸ボギー客車

   形式ホハ1
   製造年  明治43年3月
   製造所  鉄道院旭川工場
    ホハ1 国鉄旧番号 ホハユニ3850
    ホハ2   〃     〃 3851
   自重   19.7屯  定員94人
   最大寸法 長サ 14732mm
        高サ  3725mm
        巾   2745mm
   昭和29年5月 鋼体化


オハ1、2

    形式オハ1 製造年 明治39年3月 鉄道作業局新橋工場製
    形式オハ2 製造年 明治37年   天野工場製
    形式オハ1 半鋼製2軸ボギー客車
    自重 28.1屯   定員 104人
    最大寸法  長サ 20,248mm
          高サ  3,886mm
          巾   2,700mm


モーターカー  

   製造年 昭和32年5月
   製造所 酒井工作所
   形式  SKW−3M型


ナハ3、4

    形式   ナハ10 木製2軸ボギー客車
    製造年  明治45年 鉄道院旭川工場製
    自重   25.2屯
    定員   80人
    最大寸法 長サ 16.960mm
         高サ 3.790mm
         巾  2.720mm


ナハ5
    
    形式ナハ5
    形式   ナハ10 半鋼製2軸ボギー客車
    製造年  大正6年3月 汽車会社東京支店製
    自重   25.2屯
    定員   112人
    最大寸法 長サ 17.016mm
         高サ 3.886mm
         巾  2.840mm


タンク車 番号タキ5249〜5262
   
    形式   タキ5200 私有貨車 
    所有者  三菱鉱業株式会社
         メタノール専用 大夕張炭山駅常備
    製造年  昭和34年
    製造所  新三菱重工三原製作所
    車籍   日本国有鉄道
    
    2軸ボギー車 荷重 30屯
    換算両数 積 5.0 空 2.0
    一般検査施工場所 国鉄指定工場
    入線月日 発駅 山陽本線柴崎駅
     番号     入線月日    
    5249  34年 8月29日
    5250      〃
    5252  34年 9月17日
    5253  34年 9月26日
    5254      〃
    5255  34年10月22日
    5256      〃
    5257      〃
    5258  34年12月12日
    5259  34年12月23日
    5260  35年 1月14日
    5261  34年12月30日
    5262      〃