回転延髄斬り。
初代タイガーが83年1月の「新春黄金シリーズ」から使い始めた蹴り技。回転しながらジャンプし、相手の後頭部を蹴っていく。本来のローリング・ソバットとは回転する方向が反対な上、蹴り足も左右逆である。
この技でもっとも印象深いのは同年2月7日、蔵前国技館での初代B・タイガーとのWWFジュニアヘビー級選手権試合で決めた一発だ。ジャーマンを警戒して腰を落としていたB・タイガーの延髄にタイガーのカカトがナタのように垂直に落ち、完璧にKOしてしまったものである。タイガー自身も後に、「あれには驚いた」とコメントしている。