ミレニアム・スープレックス

新世紀原爆固め

4代目タイガーが99年後半から使い始めた新型スープレックス。同年10月19日、大田区体育館でT・G・サスケを破った試合で使ったのが初公開。チキンウイング・フェイスロックの形からのジャーマン・スープレックス・ホールドであるが、安定性がいまひとつであり、ホールドには行かず投げっ放しの形で使っている。相手にとって受け身を取るのは至難だろう。4代目はこの試合後、「チキンウイング・フェイスロックが決まらず、とっさに引っこ抜いて投げた」と語っている。なお命名は「週刊ゴング」誌の清水勉氏による。ライバル誌「週刊プロレス」はこれに抗し、一時期は「タイガー・スープレックス'99」「スリーパー・スープレックス」などと呼んでいたが、定着しなかった。