ラウンディング・ボディプレス

旋回式空中体落とし。

初代タイガーが82年5月26日、大阪府立体育会館で初代B・タイガーからWWFジュニアヘビー級王座を奪った試合で、フィニッシュとして初公開したウルトラC級の超美技。当時はムーンサルト・プレスと別称されたが、現在の武藤、小橋らが見せる同名の技とは違い、コーナーポスト上段から後方斜め上に捻りを加えながら旋回して飛ぶ。飛距離・衝撃度ともにかなりのものであり、その後もしばしばフィニッシュに使っている。ちなみに武藤らの技は伸身式の後方正回転であり、初代が使った際にはムーンライト・コースターと名付けられた(異説もある)。初代曰く、武藤らのスタイルの方が技術的には易しいし、かわされた際の対処も簡単なのだとか。確かに武藤式はB・ベイダーやC・B・ビガロのような巨漢や、大ベテランのT・ファンクまでもが使って見せていたが、初代式の使い手はその後、ほとんど現れていないようである。