ホームへ ページの先頭へ
| Home | ADSL | Palm! | Diary | Mail to Master |
ADSL導入記

ADSLとは

何がいいの?

ADSL(Asynmetric Digital Subscriber Line)は一般家庭に引かれている電話線を使ってそれまでより高速な常時接続を実現する技術の一つです。なぜ、ADSLが注目されているのでしょうか?

常時接続
今まで主流であったダイヤルアップ方式(電話をかけて「ピーガー」やってからつなげる方式)に比べると、通話時間によって課金されないという特徴があります。つまり、パソコンを立ち上げると、すなわちインターネット!

高速通信
これまでNTTが一生懸命宣伝してきたISDNは64kbps、言ってみればアナログ回線より少々早い程度です(同時に通話できる事や素早く接続できるなど利点も多いですが)。ADSLは現時点では最高1500kbpsとホントに桁が違う早さになり、今まで敬遠してきた音声ファイルや、動画サービスなどを見ることができます。

低料金
この文章を書いている2001年3月現在では、プロバイダに支払う料金は月々5800円です。多少高く思えるかもしれませんが、電話代がかからないことを考えるとその差は大きくないと考えました。それ以上のメリットがありますしね。また、料金に関してはこれから競争によって、より安くなっていきそうです。

ADSL以前

僕が初めてパソコンをネットにつないだのは1995年頃、ニフティサーブでの電子メールでした。インターネットにメールを出すときには"INET: "と頭に付けていたころです。モデムは外付け28.8kbps。その後パソコンを買い替えたときに56kbpsになりましたが、電話代や通信費が多少安くなっても、家でWebを見るときは「早く読まなくちゃ」「とりあえずダウンロードしなくちゃ」「電話がかかってきそうだからネットできないな」と穏やかでない気持ちでいなくてはいけなかったのです。

ADSL以前の僕の通信環境は

  • プロバイダ:つなぎ放題2000円
  • 市内通話:タイムプラス(5分10円、夜間7分10円月に1500円前後)、そしてパルス回線!
  • モデム:56kbps(実質は33kbps程度)

でした。個人ユーザーとしては平均的では?

導入の決断

そもそもISDNは、基本料金から付加サービスまで高いことや、速度のメリットもそれほどないことから、あまり興味がありませんでした。自分にとっては24時間常時接続可でないと、わざわざ乗り換える意味がないと思っていたのです。ADSLという技術に関しては2000年夏ごろに知りましたが、サービス提供地域が限定されているなど、試験段階という印象だったのです。秋ごろになってテレ朝のニュースステーションやテレ東WBS(ワールドビジネスサテライト)で紹介されるようになり、次第にNTTによるISDN推進策の矛盾が社会的にも浮き彫りになりました。

きっかけは2001年3月の引越でした。前の住居もサービス圏内には入っていたのですが、今のプロバイダがサポートしていなかったので様子見。ちょうど使っているプロバイダが3月から料金を月6500円→5800円に値下げしたので、新居でADSL導入を決めたのです。

このころはユーザにとっていろいろニュースがありましたね。

・サービス地域大幅拡大、加入者急増
→23区内から首都圏中心へ、地方都市に強いキャリアも。加入者は1〜2月で倍になったとか。

・値下げ&高速化!
→640kbps/月6500円が、1500bps/月5800円程度に。

・ADSLモデムのユーザによる宅内工事可能に
→それまでは工事の人が来てくれないと開通しなかったのです。

・ADSLモデム買い取り可能に
→現時点ではプロバイダから送られてきますが、お店に行って自分で選べるようになります。

Haruto's Cafe: Haruto Fukaya 2001 all rights reserved.