ハーブとの出会い

Parsley, sage, rosemary and thyme. これは２５年ほど前にダスティン・ホフマン主演の映画”卒業”の中でSimon&Garfunkelが歌っていたスカボロフェアという曲の一節です。 高校時代、この映画の曲をギターでコピーして歌ったりしていたころは、「パセリがいったいどうしたんだい。」とたいした疑問も持たずに、このフレーズを歌っていました。 はずかしながらこれらすべてが、香りのある何らかの薬効成分を含む植物を総称して使われるハーブというグループに属するものだと知るようになったのは２年ほど前のことです。 家族で浜松動物園に遊びに行った帰りに、たまたま、私の家からそう遠くない浜名湖グリーンファームというハーブガーデンに立ち寄ったのです。 入場料が大人５００円とあまりやすくありませんでしたが、中に入ってびっくり､こんなにもいろいろな芳香が植物から出るなんて、、、、 それからというもの、色々なハーブを育てたり、ハーブ関係の書籍を色々と読みあさったり、急速にハーブにのめり込んで行きました。 いったん凝り出すとほかの部屋でもお分かりのように私はとどまるところがありません。 一応、スカボロフェアの歌に出てくるハーブから始めましたが、短期間でずいぶんと集まり、現在では、わが家には３０種類あまりのハーブが密生しております。 （ほとんど雑草状態です｡）これからこのハーブをどのように利用していくか、それからとのようにして見栄えのするハーブガーデンを作っていくかが私の課題です。

これまでに集めたハーブ

利用の仕方は今の所限られてますが、自己流でこんなふうに使っています。

まずバジルスパ。これがなくては暮らせない。

なんといってもハーブの王様はバジル、この夏葉っぱをむしってミキサーにかけオーリブオイルと松の実を加えて作ったペーストをかけたインゲンのスパゲッティはなかなかでした。 私は滅多に台所には立ちませんが、この時ばかりは家族に喜ばれました。 カレーの仕上げもバジル。香りが食欲を増進します。 オリーブオイルを使ったトマトとバジルのサラダを付け合わせにすると最高です。 変わったところでは、近所に生餃子の持ち帰りの店がありまして、（丸和の餃子＝値段が安く味も良い。推薦いたします。） 私はこれにバジルペーストをかけて食べてみました。 餃子のたれにマッチして結構いけました。 もっとも私以外の家族は誰も食べようとしませんでしたが、、、

夏のおふろはこれが一番。清涼感を呼ぶミント風呂。 次はさわやかペパーミント。 それからミントも大量に取れます。 紅茶にいれてミントティーを楽しんでいますが、なんと言っても成長の早いミントを大量に使うには、ミント風呂に限りますね。 洗濯ネットに大量にいれて風呂を沸かすと、ミントのさわやかな香りと、風呂上がりの清涼感がたまりません。 飲んでミント、試してミント、やってミントー、、、 写真下、コンクリの下から生えてきたミント。１９９７年３月２１日 写真上は昨年利用したミントですが、私がコンクリをひいた部分の横の幅１５センチ 長さ３メートルぐらいの狭い土地でこの写真のように繁茂しいっぱい利用できました。 今年はどうだろうかと、今日良く見たら何とコンクリートのひび割れの隙間から、もう葉をのぞかせていました。 おまけにコンクリが浮き上がってひびが入っているではありませんか。それで興味半分で、ちょっとはがしてみました。 あけてびっくり玉手箱、なんと、もやし化したミントの茎や芽がびっしり、、、 本当にミントの生命力、繁殖力の強さには驚かされますね。 今年もしっかり利用してあげましょう!!!

レモンティーよりレモングラスティー。 ハーブティーで一番癖がないのは、レモングラスティーです。 そのまま単品でもいけますが、紅茶にいれてレモングラスティーもいいです。 レモンと違い酸味がないのが特徴で、飲みやすいですよ。 レモングラスも小さな株からすすきのように大きくなりました。 でも寒さに弱いので１１月の始めに株分けして部屋に入れました。 葉は、短かくきって冷凍庫に入れました。 これで来年までレモングラスティーが飲めます。

香りは最高ディル。蝶の飼育も楽しめます。

ブイヤベースには、ディルがぴったりです。 香りが強いので臭みのある魚の臭い消しにもなります。 昨年の秋に種まきしたのが、今年の５、６月にうっそうと茂りました。 初夏のころの夜の芳香がすばらしかったです。 調理する場合、ディルにはキアゲハの幼虫がたくさんつくので一緒にしないよう気をつけましょう。 わが家では、生態観察用にいつも１０匹ぐらい飼っています。 あの黄緑と黒シマにオレンジの斑点の色鮮やかな奴です。 成虫も幼虫もキアゲハはきれいです。

１９９７年３月２１日撮影。

ボリジの花がきれいに咲きました。（写真左）種から育てたナスタチュームです。（写真中）今年もバジルスパの準備は万端（写真右）

昨年大繁殖したボリジですが、今年は庭のあちこちに蒔いた種から育ったものが花を咲かせました。写真のはコンポストのすぐ横なので余計に肥料が効いていたかも。
ナスタチューム（和名キンレンカ）は、花も葉も食べられるハーブです。何でもワサビの味がするらしい。サンドイッチに挟んで食べる日が待ち遠しい。もちろん花も楽しみです。
昨年楽しんだバジル。これがなくては生きていけぬ。（ちょっとオーバー）
昨年種を保存しておかなかったため又市販のものを買ってきて１月ほど前から室内で発芽させました。

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