ドローイング・フラッシュキック/MOAB弾

新電光蹴り。別名ムーンサルト・ローリングソバット、MOAB弾。

初代タイガーがザ・タイガーとしての復帰戦、すなわち84年7月23日、後楽園ホールでの第1次UWF「無限大記念日」第1戦のメインエベントで前田と組み、藤原、高田組と対戦したタッグマッチで初公開した。「ドローイング・フラッシュキック(新電光蹴り)」とは東スポの命名である。
ムーンサルト・キックに似ているが、ややひねりを加えたバック宙返りをしながら、スネから足甲あたりを使って蹴っていくところに違いがある。スーパー・タイガーに再変身した後もしばらく使っており、一部では「ムーンサルト・ローリングソバット」とも呼ばれた。佐山いわく「これが本当のローリングソバット」だとかで、これまでのローリング・ソバットは単にソバットとか、バックキックなどと呼ばれるようになった時期もあった。
その後は4代目がたまに使っていたが、復帰を果たしたM・O・タイガーが03年9月21日、大田区体育館でのT・G・サスケとの再デビュー戦で、「MOAB弾」と称して披露した。MOABとはMassive Ordnance Air Blastの略で、米空軍の開発した超大型誘導爆弾のことである。