TIGERNEWS


(バックナンバー、1997年分)


夢の「獣虎タッグ」が完勝(11・10)

・11月2日、福岡ドームで開かれた新日本プロレス「FINAL POWER HALL IN FUKUOKA DOME」での「スーパージュニア・スペシャルタッグ」でタイガーキングは獣神T・ライガーと組み、金本、高岩組と対戦。14分18秒、ライガーが雪崩式垂直落下ブレーンバスターで高岩を下した
・タイガーとライガーのタッグは初めてだが、ライガーは92年6月2日の広島大会で、正式デビュー以前の3代目タイガーと1度だけ組んだことはある。今回のタッグにも大変満足したようで、タイガーに「次は大谷も入れてやりましょう」と語っていたといい、1・4東京ドームあたりで組まれる可能性もあろう。今春ごろにはタイガー対ライガーの夢の新旧アイドル対決が期待されていたが、タイガーは今後、新日ジュニア世代闘争に組み込まれていくのだろうか。

初代タイガーが2代目を下す。S・タイガーは再延長の末、藤原と痛み分け(10・13)

「プロレスカフェ」の速報によると、12日、東京・両国国技館で行われた梶原一騎没後10周年追悼記念興行「'97格闘技の祭典SPECIAL」での夢のタッグマッチ「タイガーフェスティバル」(初代タイガー、4代目タイガー組対2代目タイガー、3代目タイガー組)は、初代が2代目を下したという。注目された2代目の正体は全日本プロレスの若手、金丸だったとのことだ。
・またパソコン通信NIFTY-Serveのプロレスフォーラム「FBATL」によれば、同日行われたS・タイガー対藤原の13年ぶりのシングル対決は喧嘩腰のファイトとなりまずノーコンテスト。特別レフェリーを務めたA・猪木の裁定で延長戦が組まれるも引き分け、更に1分間の延長も決着はつかずじまいに終わったという。

サトル・サヤマ、17年ぶり「復活」飾る(10・10)

・「プロレスカフェ」によると、10日、東京・両国国技館で開かれたみちのくプロレス興行「サスケからダイオキシン」で、タイガーキングはメキシコ修行時代のスタイルで「サトル・サヤマ」として登場。当時の宿敵E・サタニコと約17年ぶりに対戦し、6分37秒、三角絞めで快勝したという。なおタイガーマスクはG・浜田と組み、コンビクト、C・キャンディード組を下したとのことだ。

タイガーキング、福岡ドームでライガーとタッグ(9・28)

・28日付け「大阪スポーツ」紙などによると、新日本プロレスは26日、11月2日に開く「FINAL POWER HALL IN FUKUOKA DOME」の決定カード第1弾を発表。タイガーキングは獣神T・ライガーと組み、金本、高岩組と対戦することになったという。タイガーとライガーのタッグはもちろん初めて。タイガーは、元・3代目タイガーマスクである金本とは下記のように10・12両国で初対戦するが、高岩とは初顔合わせとなる。
・一部でタイガーとライガーのシングル戦が組まれるとも噂されていたが、ライガーが7冠王座を失ったこともあり、意外なカードで決着した。新旧ジュニア・マスクマンヒーローの夢のタッグ結成となり、これはこれで素直に歓迎すべきであろう。とくに注目すべきはやはりタイガーと、3代目タイガー時代を「回り道」と公言し、「4代目と当たったら潰してやる」とまで言ってのけた金本との因縁?対決だ。佐山はかつて3代目が本格デビューする直前、稽古をつけてやったこともあった。また今後、タイガーがライガーのみならずサムライや同じ「猪木派」のK・カ・シンらと組み、ジュニア新旧世代闘争に本格的に参入するようなことになれば、それはそれで面白いかも知れない。

「サトル・サヤマ」日本で再現(9・17)

・「プロレスカフェ」によると、10月10日、東京・両国国技館で開かれるみちのくプロレス「サスケからダイオキシン」において、サトル・サヤマ−エル・サタニコなるカードが実現することになったという。どうやらタイガーキングこと佐山が、メキシコ時代のスタイルを一夜限りで再現する、ということらしい。「赤い悪魔」ことサタニコは佐山にとって、メキシコ時代のライバル。80年3月にはNWA世界ミドル級王座を奪い取られた苦い経験もある。佐山は初代タイガーに変身後、メキシコではUWAマットに上がっていたため、EMLLを主戦場としていたサタニコとは対戦の機会がなかった。ということで、恐らく17年ぶりの雪辱戦ということになろう。
・リングネームはサトル・サヤマ、ファイトスタイルもルチャをやるのだろうが、コスチュームもメキシコ時代のものを使うのだろうか。佐山はメキシコではショートタイツを穿いたこともあるが、足首の部分に飾りの付いたパンタロンが印象的だった。しかしなぜ、タイガーキングとしてではなく、わざわざこのスタイルにするのかはちょっと疑問ではある。また下記の藤原戦やタイガーマスク・フェスティバルと同様、どうも後ろ向きというか、レトロ路線ばかり歩んでいるのも気になる。新日の福岡ドーム大会で獣神T・ライガー戦が検討されているという噂はどうなったのだろうか。

佐山−藤原戦実現(9・12)

・「週刊プロレス」誌9月23日号(No.813)によると、10月12日に東京・両国国技館で開催される梶原一騎没後10周年記念興行「'97格闘技の祭典SPECIAL」のカード変更が5日、発表され、藤原(藤原組)の対戦相手が北尾(武輝道場)からタイガーキングこと佐山になったという。佐山はこの日、下記のように「タイガーマスク・フェスティバル」のタッグにも出場するため1日2試合となる。
・佐山(S・タイガー)−藤原といえばいうまでもなく「UWFの原点」ともいうべき黄金カードだ。両者は5月の新日・大阪ドーム大会で肌を合わせたが、シングル対決は84年9月11日の第1次UWFラストマッチ以来、約13年ぶりとなる。ファイトスタイルも含め、佐山がどのような形でこの一戦に臨むつもりかは定かでないが、ここはひとつ素顔でもいいから「スーパー・タイガー」を名乗り、本家本元の正調UWFスタイルを久々に見せて欲しい、という気もする。リングス・パンクラス・キングダムともにそれぞれの道を歩み、UWFスタイルというものが消えかかっている今だから…。

タイガーマスク、またも王座奪取に失敗(9・1)

・「FBATL」などの速報によると、31日のみちのくプロレス、宮城・仙台大会「サスケ大爆笑'97」でタイガーマスクはM・テイオーのUWFスーパーウェルター級王座に挑戦、15分32秒、ミラクルエクスタシーからの片エビ固めで敗北したという。両者の通算対戦成績はテイオーが3勝2敗と勝ち越した。
・ちなみに週刊誌報道によれば、戦前、テイオーの「タイガーには燃えるものがない」との発言に対し、タイガーは「会社が決めたからやるだけ。本音はTAKAとやりたい」という趣旨のコメントを出していたという。敢えて論評はしないが、初代タイガーならこんな台詞は口にしなかっただろうと思う。

タイガーキング、小林組快勝(9・1)

・同じく「FBATL」の速報によると、31日の新日本プロレス・横浜アリーナ大会「FINAL POWER HALL」で、タイガーキングは小林と組み、山崎、K・カ・シン組と対戦。8分52秒、ダイビングヘッドバットからの猛虎原爆固めで、タイガーキングがカ・シンをフォールしたとのことだ。
・共に「猪木派」とみられるタイガーとカ・シンとは、これが初対決。タイガーと山崎の元・タイガージム師弟対決は第1次UWF以来だから12年ぶり。小林とのチーム結成は恐らく若手時代以来と思われる。近い将来の引退が確実視される小林だけに、こうしたライバル・タッグも感慨深いものがある。

歴代タイガーがタッグで対決決定(8・29)

・28日付「日刊スポーツ」紙などによると、WKA世界空手道連盟は28日、10月12日に東京・両国国技館で開催する梶原一騎没後10周年記念興行「'97格闘技の祭典SPECIAL」の主要カードを発表。その中に初代タイガーマスク、4代目タイガーマスク組対2代目タイガーマスク、3代目タイガーマスク組のタッグマッチが含まれることを明らかにした。なおこの試合のレフェリーはT・G・サスケが務めるという。
・私や、ここをご覧いただいている方々のようなタイガーマスク・ファンにとっては信じられないような「超・夢のカード」である。一般のプロレスファンも含めて最大の関心事は、初代(現・タイガーキング)と4代目はいいとして、2代目・3代目も「ホンモノ」が上がるのか、とくに三沢が出場するのかどうかという点だろう。川田、小橋に続き大事な大事なエースの三沢までもよそのリングに出すということになれば、これは馬場の開国宣言とやらも相当本気らしい、となるからだ。しかし残念ながら当日、全日は興行予定が入っており、若手の浅子を代役に仕立てるのだという。私は浅子というレスラーは良く知らないのだが、とりあえずタイガー・プランチャ'84(トペ・コンヒーロ)とタイガー・ドライバーぐらいは練習しておいてほしいものだ。これをきっかけに、かつての金本のように浅子も今後、マスクを被るとなれば面白いのだが。
・なお3代目は「ホンモノ」の金本が出場予定という。タイガーマスクとしてはまったく失敗に終わり、本人もそのことに触れたがらなかったというだけに、胸中がしのばれる(笑)。それはともかく、金本と浅子がチームを組むということになると、日本人選手同士では79年8月26日の「夢のオールスター戦」以来の、新日・全日タッグになる。この意味でも画期的なカードである。
・ところでひとつ希望させていただくなら、4人ともそれぞれのオリジナルのマスク・コスチュームで出場してほしいものだ。ひとくちにタイガーマスクといっても当サイトのトップページや各評伝をご覧いただけば分かるように、歴代タイガーのマスクはそれぞれに違うデザインのものがある。3代目はほとんど初代と同じ「八切」タイプだったのだが、それでも末期には独自のものを被っている。4人とも同じ格好で登場、というのでは面白くないし、見るほうも区別がつかなくて大変だ。
・それにしても、プロレス界の雪解けもここまできたか。

タイガーマスク、スーパーウェルター級王座に挑戦(8・3)

・「週刊プロレス」誌8月19・26日号(No.808)によれば、みちのくプロレスは3日、次期シリーズ中の8月31日、「サスケ大爆笑'97」宮城・仙台大会で、タイガーマスクがM・テイオーの保持するUWFスーパーウェルター級王座に挑戦することを発表したという。
・同王座は旧ユニバーサル・プロレス(後のFULL)が設立したもので、タイガーは初の挑戦。またタイガーとテイオーの対戦は約11ヶ月ぶり5度目で、過去の対戦成績は2勝2敗の五分。最後の対決となっている昨年9月の十和田大会では、激戦の末タイガーが勝ち、空位だったUWA世界ミドル級王座を獲得している。しかし正直言って、現在のタイガーでは王座奪取は難しいどころか、挑戦の資格も疑わしいと言わざるを得ない。欠場者相次ぐみちプロの現状にあって、最近は薬師寺や星川よりも格下に位置されるタイガー。文字どおり最後のチャンスといっていいかも知れない。

タイガーマスク、サスケ壮行試合で敗れる(7・20)

・「FBATL」によると、19日のみちのくプロレス、青森・八戸大会でタイガーマスクはT・G・サスケの米国WWF遠征壮行試合の相手を務め、15分4秒、フォール負けを喫したという。タイガーとサスケのシングル対決は95年7月15日、後楽園ホールでのタイガーのデビュー戦以来2年ぶり。通算対戦成績はタイガーの2敗となった。
・サスケの遠征に加え、S・デルフィンの失踪、新崎の他団体出場もあいまって、みちプロの戦力ダウンは著しく、タイガーが事実上のエースとなりつつある。負傷明けということもありこのところ負けが込んでいたタイガーだが、今後は甘えが許されない立場になるわけだ。現在のタイガーに海援隊☆DX勢との抗争の最前線に立つことはかなりの重荷だろうとは思うが、どうかそろそろ一皮むけて欲しいものだ。このままでは「タイガーマスク」の名前が泣く。3代目タイガーの二の舞いとならぬためにも。

タイガーキング、猪木組勝つ(7・6)

・「FBATL」などの速報によると、6日の新日本プロレス、札幌・真駒内大会でタイガーキングはA・猪木と組み、佐々木、藤田組と対戦。猪木が延髄斬りから藤田を押え込んだとのことだ。

タイガーキング、猪木と再タッグ(6・10)

・新日本プロレスは9日、次期「'97サマー・ストラグル」シリーズの主要カードを発表。その中の7月6日、札幌・真駒内アイスアリーナ大会でタイガーキングは再びA・猪木と組み、佐々木、藤田組と対戦することとなった。
・いまひとつ狙いのよく分からないカードだ。藤田は小川の練習相手を務めた際、猪木もタイガーもその素質に注目していた好素材であり、またデビュー以来初の大舞台ということもあって、大きな注目を集めるだろう。どれほどのタマなのか非常に楽しみではある。しかし、パートナーが佐々木とは何事か。格闘技/ストロングスタイル復興路線とも、またタイガーが加わりつつあるジュニア戦線ともまったく無縁なレスラーに過ぎないではないか。せめてこれがK・カ・シンというなら分かるのだが・・・。
・しかしよく考えると、佐々木というレスラーはこれまでタイガーはもちろん、猪木ともまったく当たった経験がないのではなかろうか(若手時代、タッグではあったかも知れない)。だからこそ「新日=ジャパン化」の嚆矢ともいうべきレスラーに育ってしまったのだろうが、そういう佐々木が本来の新日スタイルに触れる貴重な機会なのかも知れない。

タイガーキング、小林邦を破る(6・8)

・「プロレスカフェ」や「FBATL」などの速報によると、タイガーキングは5日、新日本プロレスの東京・武道館大会で小林邦と対戦。12分1秒、原爆固めで快勝したとのことだ。

タイガーキング−小林邦戦実現(5・24)

・「週刊プロレス」誌6月3日号(No.795)によると、新日本プロレスは5月14日、6・5武道館大会の主要カードを発表。タイガーキングと小林邦のライバル対決が実現することになった。このカードは95年末、初代タイガーマスクとしての本格復帰戦以来約1年5ヶ月ぶりで、タイガーが覆面を被ってからは通算9度目の対決となる(エキジビションは除く)。この日は「ベスト・オブ・スーパージュニア」決勝戦が予定されており、同じ場で往年のジュニアの黄金カードが実現するのは興味深い。ジュニア戦線への本格参入が期待されるタイガーとしても、好試合を見せる必要があろう。
・また、過去の対戦成績は8勝1引き分けとタイガーがリードするが、復帰以後はこれが事実上初の本格対決となるだけに、「虎ハンター」小林としては宿願の初勝利を奪いたいところ。平成維震軍からの離脱問題も絡み、正念場といえる。

タイガーマスク、インディ・ジュニア王座奪取に失敗(5・5)

・「プロレスカフェ」や「FBATL」などの速報によると、タイガーマスクは5日、みちのくプロレスの山形・中山町大会でTAKAみちのくの保持するインディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級王座に挑戦。9分0秒、みちのくドライバー2からの片エビ固めに敗れ、タイトル奪取はならなかったという。TAKAは9回目の防衛に成功。両者のシングル通算対戦成績は3勝3敗の五分となった。

タイガーキング、ジュニア8冠王座挑戦へ(5・5)

・4日付「日刊スポーツ」紙によると、3日の大阪ドームでの試合後、獣神T・ライガーがタイガーキングにジュニア戦線への参入を申し入れた。タイガーも基本的に受諾の方針といい、他の報道では8・10ナゴヤドーム大会でのジュニアヘビー級8冠王座挑戦も有力視されている。
・最近のジュニアはライガーがU・ドラゴン、T・G・サスケを連破したことで敵なしの状態となり、新日の新世代軍とみちプロ/夢ファク/バトラーツの海援隊☆DX(bWo)勢とが合体、世代抗争を繰り広げている。ここにタイガーキングが参加するとなるとやや焦点がボケる恐れもないではない。でもタイガーとライガー、サスケらとの対戦は夢のカードであり、実現させてほしいと思う。
・現在8冠王座を構成するのはIWGP、WARインターナショナル、NWA世界、英連邦の各ジュニアヘビー級王座と、WWF世界ライトヘビー級王座、UWAとWWAの両世界ジュニアライトヘビー級及びNWA世界ウェルター級王座である。タイガーキングがもしこれらの獲得に成功すれば、まずNWA世界王座生涯3階級(ジュニアヘビーx2、ミドル、ウェルター)制覇となり、U・ドラゴンに続く快記録となる。しかもドラゴンのケースが夢ファク版の新生NWA世界ジュニア王座だったのに対し、タイガーはかつての正当なNWA世界ジュニアを獲得しており、重みは一枚上と言える。ついでながら、夢ファク版も獲得することで、新旧王座を両方巻くという珍記録?にもなるわけだ(さしずめD・ファンクJr.がD・スバーンから現行のNWA世界ヘビー級王座を奪うようなものか)。
・また、WWF世界王座も生涯2階級(ジュニアヘビー級、ライトヘビー級)制覇となり、これは初の偉業達成となる。ただし世界王座に限定しなければ、藤波がWWFインターナショナル・ヘビー級とWWWF(WWF)ジュニアヘビー級王座を巻いた例はある。

タイガーキング、猪木組快勝(5・3)

・5月3日、大阪ドームで開かれた新日本プロレス「'97 STRONG STYLE EVOLUTION」に行ってきた。タイガーキングはA・猪木と組み、藤原、獣神T・ライガー組との夢の師弟タッグ対決が実現。10分42秒、猪木が藤原を裸絞めに仕止めた。この試合の観戦記は近く「TIGERTALK」のコーナーに書かせていただくつもりだ。

タイガーマスク、インディ・ジュニア王座挑戦へ(4・25)

・「週刊プロレス」誌5月6日号(No.790)によれば、みちのくプロレスの5月5日、山形・中山町大会で、タイガーマスクがT・みちのくの保持するインディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級選手権に挑戦することが決まった。
・同王座はもともとFMWがみちプロとの業務提携を機に、それまで存在した世界マーシャルアーツ・ジュニアヘビー級選手権(旧・FMW版AWA世界ライトヘビー級選手権)を廃して新設したタイトル。その経緯から、国内のジュニア王座でありながら8冠王座との統一が図られていない、「貴重」な単独ベルトでもある。かつてT・G・サスケやR・フジらが保持し、昨年5月にTAKAが獲得、以後長期政権を築いている。タイガーにとっては負傷欠場により返上したUWA世界ミドル級選手権に続き2度目の王座挑戦であり、初代や2代目が輝いたジュニア王者の座に遂に手をかけることになる。
・タイガーとTAKAの対戦は95年12月17日の大阪・高石大会以来約2年5ヶ月ぶりで、両者の通算対戦成績はタイガーが3勝2敗と勝ち越している。だが、FMW・みちプロ・バトラーツの各団体を回って8回の防衛を重ねてきたTAKAに、欠場明けのタイガーがおいそれと勝てるかどうかはやや疑問ではある。

タイガーマスク、復帰戦を飾る(4・24)

・23日付日刊スポーツ紙によれば、タイガーマスクは22日、みちのくプロレスの岩手・藤沢町民体育館大会でT・G・サスケ、G・浜田と組み、T・みちのく、M・テイオー、中島組を破って復帰戦を飾った。タイガーの復帰は昨年12月11日の岡山大会以来、約4ヶ月ぶり。

タイガーキング、猪木とタッグ結成(4・20)

・19日付日刊スポーツ紙によれば、5月3日、大阪ドームで行われる新日本プロレス「STRONG STYLE EVOLUTION」において、タイガーキング、A・猪木組対藤原、獣神T・ライガー組のカードが追加発表された。
・非常に興味深い師弟コンビの顔合わせである。タイガーキングと猪木のタッグは恐らく、82年以来15年ぶりではないかと思われる。また藤原は昨秋、全日に出場したばかりだが、早くも新日に復帰。ライガーとはこれが初タッグであろう。タイガーキングと藤原の対戦は第1次UWFの最終試合以来11年半ぶり、ライガーとの対戦は物議を醸した福岡ドームでのエキジビション以来3年ぶり。また猪木は藤原との対戦は昨年のロス「平和の祭典」以来だが、ライガーとは素顔時代に1度、エキジビションの変則タッグでぶつかったことがあるだけのはずである。
・タイガーキングと猪木は4・12東京ドームと同様、ストロングスタイルへの原点回帰を見せてくれるだろう。藤原もこれに呼応するはずだ。問題は最近、大技連発のスタイルに偏り気味なライガーだが、もともとはグラウンドでも打撃でも技術のある選手。やはり格闘技スタイルで応じてくれることを期待したい。上半身裸の、いわゆる「対ヘビー級用コスチューム」で出てくれば面白いのだが…。またこの試合を契機に、タイガーキングのジュニア8冠挑戦の気運が生じる可能性もある。目が離せない試合だ。

タイガーマスク、次期シリーズで復帰(4・17)

・「週刊プロレス」誌4月29日号(No.789)によれば、昨年12月から欠場していたタイガーマスクが22日開幕のみちプロ次期シリーズ「傷だらけの天使たち」で復帰することになった。同誌によると、メキシコから留学中のバンピーロ・カナディアンセが負傷帰国したため、当初「遅くとも夏頃」としていた復帰予定をタイガー自らが早めたのだという。先の新日4・12東京ドーム大会ではタイガーキング、T・G・サスケのセコンドとして元気な姿を見せていたが、無理はしないでもらいたいところだ。欠場中に返上したUWA世界ミドル級王座(現在、船木勝が保持)の奪還を始め、海援隊☆DX勢の制圧が期待されるが…。

タイガーキング、デビュー戦で猪木に苦杯(4・12)

ギブアップの瞬間 ・12日東京ドームで開かれた新日本プロレスの「BATTLE FORMATION '97」での「INOKI FINAL COUNT DOWN 7th.」で、タイガーキングは6分46秒、アントニオ猪木のコブラツイストに敗れ、デビュー戦を飾ることはできなかった。観衆は60,500人(満員)と発表されている。タイガーの敗戦は85年9月11日、後楽園ホールでの旧UWF最後の試合で、スーパー・タイガー(素顔)として藤原喜明に敗れて以来11年7ヶ月ぶりのことだ。なお報道によれば猪木は試合後、引退を示唆したという。この試合の感想などはTIGERTALKをご参照ください。

初代タイガー、「タイガーキング」と改名(4・11)

・4月11日付「日刊スポーツ」紙によれば、初代タイガーマスクの新リングネームは「タイガーキング」と決定した。
・私も初代の「御大」性を表現するため「キング・タイガー」「グレート・タイガー」、あるいはアニメ版最終回に登場した「タイガー・ザ・グレート」(確かマスク・コスチュームも銀色だったしね)あたりを予想していた。または格闘技路線ということで「スーパー・タイガー」復活もあるか、と思っていた。
・「タイガーキング」という名前をどう感じるかは人それぞれである。私にとっては下に書いたように、「タイガーマスク」でなければどんな名前でも五十歩百歩だ。ただ、タイガーにまつわるマスクマンなので、今後もこのHPで扱わせていただくことはできる。あとはファイト内容に期待するしかない。佐山がタイガーキングとして、タイガーマスクを超えるような伝説を築いてくれることを願うのみだ。

初代タイガー、リングネーム変更へ(4・3)

・4月3日付の「日刊スポーツ」紙によれば、初代タイガーマスクは12日の東京ドーム大会でのA・猪木戦から、リングネームを改めることになった。一昨年暮れのプロレス復帰以来「初代タイガーマスク」の名前で闘ってきた佐山だが、著作権の問題や4代目タイガーへの配慮などから改名を決意。佐山自身も「タイガーの名に未練はない。今後は新日やメキシコでも闘う」と語ったという。
・実に複雑な気分だ。著作権についてはクリアされたと聞いていたが…。4代目タイガーが受けるマイナスについては確かにその通りで、評伝でも指摘した。しかし敢えて書くが、タイガーマスクとは佐山聡のことなのである。13年前、佐山が「ザ・タイガー」として復帰し、全日に2代目タイガーが出現したときの「なぜ『ニセモノ』のタイガーのせいで、佐山が違う名前で闘わねばならないのか」という割り切れなさが甦る。
・なお当HPはあくまでもタイガーマスクのHPであり、佐山が今後素顔で闘うなら、三沢や金本と同様、とくに扱わないことになる。しかしザ・タイガーやS・タイガーのようにタイガーマスクに関わりのあるマスクマンとして活動するならば、引き続き取り上げていく所存である。

初代タイガー対A・猪木戦決定!!(3・12)

・新日本プロレスが4月12日、東京ドームで開く「'97 BATTLE FORMATION」において、初代タイガー対A・猪木の夢の対決が実現することになった。ストロングスタイル復興を目指し、小川直也の特訓などでも協力体制を敷いている両者だが、タイガーの対戦要求を猪木が受諾し、「INOKI FINAL COUNT DOWN 7th.」として行われる。
・両者のコンディションなど不安材料もあるが、筆者が何より心配なのは、初代タイガーの敗色が濃厚?なことである。周知のように初代タイガーのシングルマッチでの黒星は82年7月、金沢大会でのD・キッド戦のみで、それも反則負けだった。今回は初のフォール(ギブアップ)負けになってしまうのか、注目される。
・また一部報道によればタイガーはマスク、コスチュームを一新して登場する予定とのことで、こちらも楽しみである。

4代目タイガー、タイトル返上(2・25)

・左ヒザと頚椎の負傷で欠場を続けている4代目タイガーが、防衛戦の期限切れに伴い、保持するUWA世界ミドル級王座を返上した。同王座は昨年9月、王座決定リーグ戦を勝ち抜き、M・テイオーとの決勝戦で流血の末に獲得した文字通りの「虎の子」。残念ながら、防衛の機会はなかった。プロレス界では通常タイトルの防衛期限は6ヶ月とされるが、今回は1ヶ月早い返上劇になった。
・これを受けてみちのくプロレスでは、3月19日の山形・米沢市体育館大会でE・パンテーラと船木勝(バトラーツ)の間で王座決定戦を行うことを発表した(3・1)。





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