5月17日:大阪城ホールで再度の変身。当初はD・キッドとの対戦が予定されたというが実現せず、P・キッド(W・ペガサス=C・ベノイ)とシングル対決。敗れたが、往年の初代タイガー対キッドの名勝負を再現して好評を博した。
6月2日:広島サンプラザで獣神T・ライガーと夢のマスクマン・コンビを実現し、E・サムライ、P・キッド組と対戦するも敗れる。
7月17日:後楽園ホールでの梶原一騎追悼興行「'92格闘技の祭典」に出場し、シングルで西村を破る。3代目タイガーとしてはこれが初白星だった。しかしタイガーへの変身はこれで一時打ち止めとなり、素顔の金本としてのファイトに戻った。
4月:初代タイガーマスクの佐山聡に師事し、デビュー戦に向けて特訓を受ける。
5月3日:新日本が初めて開催した「'93レスリングどんたくIN福岡ドーム」にて、3代目タイガーとしての正式デビュー戦。獣神T・ライガーとのシングル初対決で、猛虎原爆固めでフォール勝ちという金星を挙げる。
7月4日:メキシコ再遠征を経て、後楽園ホールでの「'93格闘技の祭典」に出場。E・サムライと組み、獣神T・ライガー、大谷組を破る。
7月13日:札幌中島体育センターでの2連戦「SAPPORO DOUBLE IMPACT」第1戦で、保永をシングルで破る快挙。またこのころより「冷たい虎」をキャッチフレーズに、ヒール的なファイトを打ち出す。E・サムライとのタッグも好調だった。
7月29日:WARの長崎大会で、U・ドラゴンとの夢のアイドル対決が実現。30分時間切れ引き分けの健闘を見せた。ドラゴン(浅井)はSWS時代、3代目タイガーマスクへの変身を計画した過去があり、思わぬ因縁対決でもあった。
8月2日:史上初の両国国技館7連戦「'93G1クライマックス」では「タイガーマスク両国7番勝負」が組まれ、まずE・ゲレロ(後の2代目B・タイガー)と対戦。フォール勝ちで初戦を飾るも、右肩鎖関節脱臼の重傷を負うアクシデント。
8月3日:7番勝負第2戦でW・ペガサスと対戦したが、右肩負傷のため試合にならず。涙で試合続行をアピールするも判定はレフェリーストップで、正式デビュー後初の黒星を喫する。7番勝負は他に獣神T・ライガー、折原(WAR)らとのカードが予定されていたがタイガーは以後欠場、代わりに「大谷晋二郎・試練の両国5連発」が組まれた。
9月23日:横浜アリーナで、負傷の癒えぬまま、2代目B・タイガー(E・ゲレロ)とシングル初対決。フォール負けを喫する。
9月24日:宮城県スポーツセンターで、獣神T・ライガーと約5ヶ月ぶりのシングル再戦に臨む。フォール負けし、対戦成績を1勝1敗とされる。
9月26日:大阪城ホールでWARの折原と対決するも惨敗。シリーズ終了後再び欠場し、右肩の治療に専念する。
7月15日:後楽園ホールでの「'94格闘技の祭典」に3年連続で出場。ラフ中心のファイトでB・キャットを破るも、試合後の控室でマスクを脱ぎ、以後は素顔でファイトすることを宣言。「タイガーマスクは、回り道だった」と発言し、3代目としての歴史にピリオドを打つ。