トクさん

イスラエルの話

Last update 01.11.25 || -> English 25/11/01


すみません、第14回のアップが 11/25 まで遅れてしまいました。(^^;;

第14回 機能的な水切り (01.4.8)

ホテルの部屋のキッチンなんですが、洗ったお皿を置く水切りが、流し台の 上に組み込まれていますね。 こうしておけば、水切りのお盆の水を捨てる必要もないし、とても便利です。 これって、イスラエルでは、よく見られる水切りの形なんですよ。

水切りの水をそのまま流し台に落としてしまうって、 日本ではちょっと考えられない機構ですが、なぜなんでしょうね。 台所の大きさの問題か?モラルの問題か? ・・・うーん、文化ってやつなんでしょうか。

まあ、イスラエルに限らず外国に来てみると、日本ではあたりまえのごとく 思い、実行していたことに対して、 まったく別の工夫が凝らされていたりして、感動することって多いですよね。

第13回 静かな土曜の朝 (01.4.1)

今回泊ったホテルの前、ラマットガン市の街中の、土曜の朝の風景です。 そう、がらーんとしていますね。
イスラエル(ユダヤ教)では、土曜日が聖日ですが、経典では金曜の夕暮れから 土曜の夕暮れまでを聖日とみなすため、聖日をお祝いする晩餐会を催すのは 金曜日の夜。金曜日は夜遅くまでパーティとなります。・・・その結果、土曜の 朝は、みんな寝坊して、とても静かな朝となります・・・?

ところで、キリスト教でもクリスマスよりクリスマスイブを盛大に祝いますが、 この風習はこの辺から来ているのかもしれませんね。

第12回 遺跡も活用 (00.3.19)

右の写真は、エルサレム旧市街のシンボルとも言えるダビデの塔です。 ・・・でも、なんか庭が派手になってません?
実はこれ、芸術家の展示会になっているんです。 今年西暦 2000 年を記念して、このダビデの塔で Chihuly というガラス 芸術家の展示会をやっているのです。

イスラエルは国全体が遺跡だからでしょうか、遺跡もなにかと活用されていま す。たとえばエルサレムの旧市街は、全体が遺跡といっていいのですが、 そこも普通に人が住み、生活しています。実際エルサレムに住んでいる人は、 よく旧市街へ買い物に行きます。 第6回で登場したローマ時代の遺跡、カエザリアの円形劇場だって、今でも ときどきコンサートをやっているんですよ。

第11回 春は花の季節 (00.2.26)

「ほっときゃ砂漠」のイスラエルですが、春は雨季の終わりにあたるため、 多くの花が咲きます。とくに土地柄というかここは、原色の花が咲き乱れます ので、日本とはちょっと違った趣になります。

今年もそろそろ春がやってきました。 まだ野原は黄色の花だけですが、そのうちに赤や紫の花が咲いて とても派手になります。 イスラエルへの旅行を考えている方は、ぜひ3月、4月をねらって スケジュールを組んでみてください。

おまけですが、「春」はヘブライ語で「アビブ」と言います。 イスラエル第2の都市「テル・アビブ」は、「春の丘」という意味なんです。 ちなみに、そのすぐ北に「ラマット・アビブ」なんて町もあります。 ・・・そう言えば、他の季節「カイツ(夏)」「スタブ(秋)」「ホレフ(冬)」の ついた町は知りませんねー。やっぱり春がいいのかな?

第10回 イスラエルの信号機2 (00.1.29)

前回、ぼろくそに書いたので、今回はイスラエルの信号機の汚名挽回です。

ある旅行ガイドに、「イスラエルの信号機は青になる前にも黄色になる」って 書いてあったのですが、実際には右端の直進信号のように、赤は点いたままで、 黄色もいっしょに点いて、よーいどん!て感じになります。この方式はなにも イスラエルだけではなくドイツでも見たことがあります。でもこの方式を日本で 使用すると、飛び出し発進につながって危険だってことで採用されてないそう なのですが・・・私の個人的意見としては、見切り発進が逆に減って安全なよう な気がしますけど・・・

次は、イスラエルで自動車を運転すると気づくことなのですが、写真のような 小さな交差点でも、必ず左折信号があります(日本で言えば右折専用信号)。 で、この信号は、対向が赤になるタイミングにしか青になりません。 すなわち、日本のように対向車を気にしながら曲がらなくていいんです。 これは、私のような外国人にとっては、とーってもありがたいです。 ・・・ただ、そのために、信号全体のパターンがとても複雑になりますけどね。

もう一つおまけに・・・これ、信号って、縦に並んでますよね。なんか、 日本は場所が無いから横にしたとか聞きますが・・・ここに来て慣れてみると、 上が赤!の縦配列がとても自然なように感じます。

第9回 イスラエルの信号機 (00.1.14)

この写真を見て、あれ?と気づいてもらえるととてもうれしいのですが・・・ これ、歩行者信号の青の中の人が立ち止まってるんです。おそらく、 人が歩いているデザインのガラスが足らなかったので、立ち止まってるほうの ガラスをはめたんじゃないかと思うのですが・・・でも、 これ実は警察の前なんですよ。・・・ちょっと、警察の威信が・・・

実際イスラエルでは歩行者信号がいつまでたっても青にならないとか、ランプ が切れてるとか・・・場合によれば、自動車信号を含めた、全部の信号が 消えてるなんてことがよくあります。(まあ、両方青になるなどの事故になる ようなパターンは見たことないので、一応フェールセーフにはなっているんで しょうけど・・・)。 でもやっぱり、「信号は完璧に点いていてあたりまえ」っていう日本人の 感覚からすると、どうしても首をかしげてしまいます。

・・・でもまあ、逆に言えば、 完璧に点いている日本の信号が、それだけすごいってことなんでしょうか。 (信号機の保守のお仕事、ほんとうに、ほんとうにごくろうさまです m(_._)m)

第8回 冬期はライトを点けましょう (99.12.18)

左の写真は、朝です。ちょっと手前は日陰になってますが、遠くをほうを 見ると、明るいのがわかっていただけると思います。・・・でも、自動車は ほとんどライトを点けているんですよね。・・・?

イスラエルは夏期は力いっぱい晴れているのですが、冬期は日本程度に くもりや雨の日もあります。ですから、夏期に比べるとちょっと暗いという ことになるそうです。で・・・・ 「冬期は、主要道路ではライトを点けましょう」ということが義務づけられて いるんです。もちろん、晴れの日も同じ!!。 タクシードライバーから聞いた話によると、一般車はまあいいそうなんですが、 タクシーやバスなどの営業者は点けていないと罰金を取られるそうです。

ま、実際、イスラエルの場合は運転があらっぽいですから、外国人から見ると、 点けておいてくれたほうが、目立つので、ありがたいですけどね・・・

第7回 アフリカの食べ物「クスクス」 (99.12.4)

イスラエルは場所がら、中東の食べ物、アフリカの食べ物も多くあります。 その中で、私の一番好きな食べ物は、・・・アフリカの「クスクス」です。 小粒のご飯と言いますか、粒のあるマッシュポテトと言いますか・・ ま、そんなものです。 右の写真はお惣菜やさんで買ってきたままの状態です。 イスラエルでは、ポテトのようにサイドディッシュとして盛って、 右の野菜を煮込んだスープを上からかけていただきます。

最近では日本でも乾燥クスクスを売っているとの情報を得まして・・・ 「帰ったらぜひ買おう」なんて思ってます。

第6回 イスラエルの遺跡は複雑 (99.11.20)

イスラエルの歴史は古く、また多くの民族により侵略し、侵略されてきました。 そのため遺跡も複雑で、1個所に複数の時代の遺跡が存在します。 前の民族が築いた土台の上に、また新しい建物を建てて、つぎが壊してまたその 上に建てるって感じで、基本的には階層構造になっています。 (ようするに、掘れば掘るほど古い遺跡が出てくる)ですが、左の写真のよう なフェイントもあります。これはカエザリアの円形劇場の外側の部分で、上と 下で石の切り方の丁寧さが違うのがわかると思います(ここまで普通)が・・・ 真ん中へんに彫刻の施された石が埋め込まれていますね。これは、装飾のために ここに埋め込んだのではなくて、単に前の時代の建物を壊して土台の石に使った んだと歴史家は見ているそうです。(・・・うそみたいな話)

第5回 ジムに通うには医者の証明がいる? (99.11.2)

私は、イスラエルの食事が大好きなので、出張のたびに3キロは太るんです。 で、今回は「よしジム(スポーツセンター)に通っておなかをひっこめるぞ!」 と決意しまして、さて申し込みに行ったわけです。が、いざ申し込もうとする と「ヘルスインシュアレンス(健康の証明書)はあるか?」って聞かれるんです。 「なんだそりゃ?健康保険か??」ってよく聞いてみると、なんと医者が発行 する「この人は健康だから運動しても大丈夫だよ」っていう証明書なんだそう です。イスラエルでは簡単にかかりつけの医者で発行してくれるのですが、 それがないとジムで運動しちゃいけないって法律で決められているとか?! ・・・まあ、ちょうど日本で生命保険に入るときに、「この人は健康だよ」 っていうのを簡単にチェックしてもらうのと似ている気もしますが・・・

ということで、医者に行って簡単に健康診断(内診・問診と血圧)をして もらって、書類をもらってきました。 ・・・とは言っても何の書類をもらえばいいのかわからなかったので、 スポーツセンターの人にメモを書いてもらったのが右の小さいほうの書類。 で、医者にもらった正式な「健康証明書」が左の書類です。なんか、正式書類 のほうが書いてある文字が少ないですね??

第4回 イスラエルのカラスは黒くない (99.7.18)

これ、実は10年前から、だれかに見せたいなーと思っていたのですが・・・ 右の写真を見てください。黒とグレーの、なかなかきれいな鳥でしょ? そうです。これがイスラエルのカラスです。・・・現地の学者にたずねたわけ ではないので、責任は持てませんが・・・大きさ形、ごみをあさったりする性 格はまさに「カラス」。ほかにそれらしい鳥もいないので、ほぼ間違いないと 思います。それに泣き声も、日本人の私には「カー」と聞こえますから、完璧 ですよね。

しかし、警戒心は日本のカラスより強くて、これ以上は近づいて撮れませんで した。(だれか性能のいいデジカメちょうだい!)。この「カラス」のグレーの 部分ですが、腹の部分のほとんどもグレーなので全体の 60% はグレーって感 じだと思います。カラスってのは「黒」の象徴みたいに思われてますが、 世界には、それが成り立たないってこともあるんですね。(^^;;

第3回 ヘブライ語会話? (99.7.2)

前回、やたら話がかたくなったので、今回はやわらかめに・・・。

イスラエルの朝の挨拶は「ボケとる」です。厳密には「ボケル・トブ」って 言うんですが、「ボケとる」で通じます。実験済みです。
あ、そうそう余談ですが。ボケルは morning、トブは good って意味なんです。 ね、英語をそのまま置き換えればいいような感じで簡単でしょ?・・ところが 逆に「おはようございます」ってどれが good でどれが morning だ?って聞か れて困っちゃいまして、「いや、言葉がぜんぜん違ってね・・」と一生懸命 説明したことがあります。

昼の挨拶は「シャローム」って、平和って意味もあるし、別れるときにも使え ます。これは便利!と思っていたのですが・・・実は、通常耳にすることはあ りません。唯一聞くとすれば、まったく面識のない物売りなんかがオフィスに 入ってきて言う言葉。あとは電話でもたまに聞きます。もちろん我々外国人も どうどうと使えばいいのですが、かならずどうどうと言ってください。 さもなきゃ、通常使わない言葉だけに、なかなか聞き取ってくれません。 (遠慮がちに言って、結局理解してもらえず、悲しい思いをした人を私は知っ ています)

感謝の言葉は「トダ」で、丁寧に言えば「トダ・ラバ」です。でも、そう言う と、多くの場合「バカジャン」って言い返されます。別に馬鹿にされている わけではなくて Please って言葉の「ベバカッシャ」の最初にアクセントが ないのでこう聞こえるだけです。はい。

第2回 ヘブライ語の文字 (99.6.26)

やっぱり、言葉の話をするしかないか・・・で、まずあのとんでもない文字 からです。

左の文字がヘブライ文字です。文字数は英語より少ないわずか22文字! ただし、うち5文字は単語の最後に来ると形が変わります(2つくっついて 並んでるやつ:右側のが単語の最後用で、なんちゃらソフィートと読みます) ので、27文字と言うべきでしょうか・・・。

これらは英語と同じように表音文字です。カッコの中に発音を書いておきま した。ただし、これを言語学者に見せたら間違いだ!と言われるわけで・・ 厳密にはヘブライ文字は子音しかありません。(アラビヤ語やペルシャ語と 同じです)。ただし、最近は補助母音としてバブ(本来v)とユッド(本来y) を書いて、o/u や i の発音を表しています。ってことは、a と e に関しては 依然として書かれていません。あえて言うなら、本来無音のアレフとアイン が書かれている場所は、a や e が隠れている場合があるってことで、 表にはそう書いています。もちろん、a や e はどこにでも隠れているので、 注意してください。

もう一つあります。そう、書くのはアラビヤ語やペルシャ語と同じく、右から 左です。そのわりには、数字はちゃんと左から右へ書くんですから、ワープロ なんか見てると右行ったり左行ったり、なんなんだ??って感じです。ただ、 その話をこちらの人にしてみると・・・おまえたちは上から下に書くじゃないか。 その方がもっと大変だろ?って言われましたけど・・・

最後に実践。表の最後の文章は、ラビン首相がなくなったときに、クリントン 大統領が贈った言葉で、しばらくこのステッカーが流行しました。・・・ さて、読み方は、まずシンの次に補助母音がありませんから、シンには a か e が隠れていることが予想されます。シャ か サ か シェ か セ ですね。 ただ、隠れてないで子音だけのこともあるので、困りますけどね・・・ 次のラメッドの次には補助母音のバブがあるので ロ か ル だろうとなります。 最後はメムソフィートで、メ か マ か子音だけの ム ですね。あとは、 自分の知ってる単語と突き合わせて・・・正解は・・・シャロム (平和/こんにちは/さようなら)です。次の単語は、うーーと、要するに ハベル(友達)と読みます。合わせて シャロム・ハベル: 友よさようなら。 です。

うーん、ぜんぜんわからない説明になってしまった。 まあ、慣れると、そんな難しくないですよ。(と、言い訳・・・)

第1回 イスラエルの気候 (99.6.18)

暑いので、・・・つい気候の話を書いてしまいます。

ご存知(?)のように、イスラエルは地中海性気候〜砂漠気候に属します。 ようするに、5月から10月の中旬までは、雨は1適も降りません。 (とは言っても、数年に1度ぐらいはフェイントでパラッと降りますけどね)。 ですから、土地は「ほっときゃ砂漠」になります。ただ砂漠と言っても鳥取 砂丘のような感じではなく、アラブ諸国の映像で見るような荒野ですけど。

ところが、どうも聖書時代はイスラエルも緑が豊かだったようです。 そのためか、イスラエルの人々はその豊かな土地に戻そうと、緑に対しては すごい熱の入れようです。

たとえば・・・ 右の公園ですけど、手前のところにやたらパイプが走ってるのわかります? そう、散水用のパイプです。緑のあるところは間違いなくスプリンクラーが 設置されていると思って間違いありません。なかにはコンピュータ制御された スプリンクラーもあったりして、ある人に言わせれば、イスラエルの科学的 植物栽培の研究は世界一だ!とのことです。

また面白い風習としては、毎年シュバットの月の15日(通常1月頃)には 全土あげての植樹祭があります(日本語では樹木の新年と訳されています)。 とくに学校の子供たちはみんなでバスに乗って植樹に出かけます。 私も一度、ヘブライ語学校の生徒と言うことで参加させてもらったことが あります・・自分も、イスラエルを緑に変えるんだって・・さすがに、 感動しますよ。

ついでにもう一つ、外国人がひっかかる法律で・・・野の花をつんでは いけない。というのがあります。イスラエルって雨季の終わる春頃は、 けっこうきれいに花が咲きます。が、入植して喜んで花を摘んでるうちに、 野の花がなくなっちゃったんだそうです。それはいけないということで、 最近では法律で禁止し、またイスラエルに花が戻ってきたというお話です。

めでたし、めでたし・・・・


written by Shumpei Tokumaru - http://www2f.biglobe.ne.jp/~tokumaru/