それにしても、当時はもちろん「正体不明」だったのだが・・・本当に「目は口ほどに物を言う」とはよくいったものだ（笑）。
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２代目タイガーは当初、初代の「ヤギリ」タイプを使用しており、デザインは山崎一彦氏が担当していたという。84年７月31日、蔵前国技館での挨拶に始まり、週刊ゴング誌上でのお披露目、士道館やハワイでの特訓などはすべてこのタイプのマスク。実戦では同年８月26日、田園コロシアムでのＬ・フィエラとのデビュー戦を皮切りに、次の「ジャイアント・シリーズ」序盤の数試合まで着用している。デビュー時のものは「ゴング」誌の清水勉記者が佐山からもらったマスクで、この時期、馬場の依頼で三沢に貸していたのだという。のちにＳＷＳ時代の浅井がタイガーマスク変身を計画したとき、同じマスクを被らせてグラビア撮影をしたとのことだ。
それにしても、当時はもちろん「正体不明」だったのだが・・・本当に「目は口ほどに物を言う」とはよくいったものだ（笑）。
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２代目タイガー最初のオリジナル・マスクで、ＳＩＭＡスポーツ製だったという。同年10月、「ジャイアント・シリーズ」中盤戦から使い始めた。テレビマッチで最初に確認されたのは10月11日、大阪府立体育会館でのフィエラとの３度目のシングル対決においてである。以後、材質やカラーリングの違いを除けば、長期間にわたり、このデザインを基本的に踏襲している。こめかみのあたりから鼻の脇まで連続した模様が特徴で、通称は「ゲジゲジ」。やや横長な印象を与える。
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85年８月31日、両国国技館で小林邦昭からインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を奪った試合から使い始めたバリエーションで、オレンジ・ラメを採用している。タイツやシューズも黄色かった部分がオレンジになり、本人のウェートアップや日焼けとあいまっていかにもヘビー級らしい、力強さを感じさせる効果があった。額のマークの色は青、赤、銀（ミラー）のバリエーションがある。なおオレンジ・ラメは、当初全日が計画していたタイガーマスク２号に採用される予定だったともいう。
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86年秋から使い始めた新デザインのマスクで、額の下にVictoryの「Ｖ」をあしらっていることから「ビクトリー」または「Ｖマーク」と呼ばれるほか、「決起軍」（サミー・リーさんからの情報提供）との通称もある。初お目見えは同年９月ごろと推定（虎男くんさんからの情報提供）。その後もオリジナル・タイプを主用しながらも、暮れの「'86世界最強タッグ決定リーグ戦」中などに一時的に着用した。「Ｔシャツのマスクと違う」云々とクレームがつき、早々に姿を消してしまったのだという。デザインはイラストレーターの中川カ〜ル氏が担当しており、オレンジ・ラメに黒模様という形は変わらないが、模様は全面的に改められた。写真では分かりにくいが、頬からこめかみにかけてのデザインも従来とは異なっている。
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これは試合では使用していないと思われる。「週刊ゴング」誌94年８月４日号（No.523）の付録ピンナップに「三沢光晴、２代目タイガーマスク時代の未公開フォト」として掲載されたものだ。金ラメ黒模様と銀ラメ赤模様とのハーフタイプマスクだが、デザインが変則的。初代の「ヤギリ」と同じなのに、口の開き方は「伝説」や２代目オリジナルマスクと同様、横長となっている。タイツはオレンジ・タイプのものであり、このころに撮影されたものと推定される。
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89年１月ころより着用したもので、長期欠場直前の同年３月８日、日本武道館でＲ・スティンボートのＮＷＡ世界ヘビー級王座に挑戦した試合でも使ったオリジナル･タイプの新バージョン。赤ラメ地に青紫で模様が描かれており、遠目に見ると目がチカチカする。当初は金色の小さな牙もつけられていたが、三沢本人の希望で外したのだという。タイツもオレンジだった部分が赤に改められた。ややタイガーマスクらしさが薄れた感のある色使いと言えようか。
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90年１月、長期欠場明けから同年５月14日、東京体育館大会で素顔に戻るまで着用した２代目最後のマスク。やはり中川カ〜ル氏のデザインで、レモンイエローのジャージ地に黒の模様を描いた。デザインは額周辺は上掲の「ビクトリー」と同じだが、頬からこめかみにかけてはオリジナル・タイプと同様の形に戻している。本来は牙の付いたモデルで、「ビクトリー牙付き」または「Ｖマーク牙付き」と称される。タイツはブルーの部分がエメラルドグリーンになり、欠場明けということもあって若干線の細さを感じさせた。新日本やＷＷＦのドーム大会でもこのマスクだった。９枚しか作られていないという。
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| 97年10月12日、両国国技館で開かれた梶原一騎没後10年記念興行「'97格闘技の祭典SPECIAL」での夢のタッグマッチ「タイガーマスク★フェスティバル」で、金丸が２代目に扮して３代目と組み、初代、４代目組と戦った際に着用したマスク。一見して分かるように上掲の「ビクトリー牙付き」と同じデザインだが、２代目らしくオレンジ・ラメとし、額のマークの色は青から緑に改めている。コスチュームもオレンジ・タイプのものを使っていた。 |
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